工場経理マン雑記

学生時代には経理になるなんて全く考えてなかった人のブログ。経理の実態、就活などについて思うこと書きます。

「経理はAIによって10年後にはなくなる」は本当か?ゆとり世代現役経理マンが本気で考察してみた。

経理経験がない方は、「経理は将来なくなっていくんだろうなぁー」と漠然としたイメージをお持ちではないでしょうか?

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僕も大学生の時には、そう思ってました。

 

AIが台頭してきたら、「単に計算処理をする」役割である経理は必要ないんじゃね?と。

 

この時は、経理に特に興味もなかったし、深く考えることはしませんでした。

 

そしてその数年後、僕は経理に配属となりました。

 

経理として働く間にも、経理の未来について、語られる記事を何件か見てきました。

 

そんな僕が経理の未来に関して、考察します。

 

 

会計事務職員はこの数年で激減した

以下の記事をみても分かるように、会計に関わる人達の人員はここ数年間で激減しました。

 

会計事務職が100万人分も減少──この15年で増えた仕事、減った仕事|メンズファッション、時計、高級車、男のための最新情報|GQ JAPAN

 

「会計事務従事者」の減少数は下から2番目です。

 

もっとも多くの就業者がいなくなったのが、この分野の人達なのです。

 

経理も、もちろん、この中に含まれてくるはずです。

 

この理由の一つに、会計システムの導入があると言われます。

 

僕も会社に入って、経理として働いてからわかりましたが、会計システムは日々進化しています。

 

使い手の要望に合わせて、システムも、もとろん一部的ではありますが、修正がリアルタイムで行われており、なるべく使用者の負担を減らすことが考えられています。

 

これはある意味当然のことです。そうでなければ、会計システムを提供する側の優位性はなくなるのですから。

 

そして、1990年代後半からこの十数年間で、会計システム自体も、相当安価になったと聞きます。

 

会計システムを導入するハードルが低くなったことと、会計システム自体の進化が、この会計事務員大リストラ現象を産んだ要因の一つと言えそうです。

 

このようにして、経理の単純作業やルーティンは、会計システムに代替されるようになりました。

 

それは、人もいなくなるわけです。

 

さて、昨今叫ばれる「AI 」は、経理業務にどのような影響を与えるのでしょうか。

 

 

「A I」と経理の歴史

「A I」とは「人工知能」のことです。

 

これが、経理のルーティンを削減し、経理を大幅縮小に追い込むとまことしやかに囁かれています。

 

では、現在において、AIはどのような経理業務のどのような分野で活躍できるのでしょうか?

 

 

実は、パッと思いつくものは少ないはずです。

 

ここで、経理の歴史に大きなインパクトを与えたであろういくつかの事象について、考えてみます。

 

1つ目は、電卓の登場です。

 

その昔、経理の人たち(「経理」と呼ばれていたかはわかりませんが)は、経営に必要な計算を手計算で行う必要があったはずです。

 

そこに、電卓が導入されたときの衝撃を想像できるでしょうか?

 

電卓は、扱うのが非常に簡単です。

 

少し慣れれば誰でも使えるモノです。

 

そして、手計算と比較して、圧倒的に短時間で、かつ正確に計算結果を算出することができます。

 

電卓が経理業務に与えた影響は大きかったはずです。

 

2つ目はExcelの登場です。

 

Excelが台頭し始めたのは、Windows95が発売され始めた頃からと聞きます。

 

つまり、1995年頃から、といったところでしょうか。

 

Excelの機能は当時、革新的であったに違いありません。

 

まず、関数を使用して、複雑な計算を一瞬で完了することができます。

 

今となっては、毎月、作業としては、数字を変えるだけで、算出してくれるような仕組みをExcelで作ることは、少し勉強すれば難しくないですが、電卓しかなかった頃には、その都度電卓を叩いて計算をしていたはずです。

 

そして、Excelの機能として便利な点は、単純ですが、クリック操作で簡単に「線を引くこと」ができることにもあります。

 

請求書や、各種帳票について、電卓の時は、手書きで表を書いていたのです。

 

僕も昔の帳票を見たことがありますが、全て手書きです。

 

原価の推移を示したグラフを見たことがありますが、方眼紙に手書きでプロットし、線で結んで折れ線グラフにしていました。何十年か前の資料です。

 

このように、経理の仕事は単に計算をするだけではなく、その数字を見える化したり、関係先にきちんとしたフォーマットで送付したりする必要があったりと、多岐に渡っています。

 

さて、ここで、3つ目に、AIの登場を考えて見ましょう。

 

 

経理業務とAIの問題点

AIは、2018年7月現在すでに台頭しつつありますが、残念ながらそれが即座に経理業務の仕事に影響を与えるかといいうと、そうではなさそうです。

 

まず、AIの導入の仕方を考えるのが難しいのです。業務に入ってくるとしたら、人の業務を「少し」楽にするような形で入ってくるのが現実的かと思います。

 

例えば、債権債務の消込などは、それほど知能を必要としないので、簡単に消せるものはAIに消してもらって、消せないものだけフラグをたてて残して貰う、などといったことが考えられます。

 

(「消込」とは、自社の売掛金と、相手会社からの入金金額を照合する作業のことです。これがないと、入金されても、それがなんの取引によるものかわからず、売掛金が残ったままとなってしまいます。)

 

以上のことから、AIは、おそらく、Excelほどのインパクトを与えないことが考えられます。

 

会計システムが発達した現代においても、会計システムにExcelを読み込んで伝票起票したり、データを加工(グラフや表の作成など)するときには、会計システムからデータをエクスポートして、Excelに落としてきます。

 

この方が作業がしやすいからです。

 

このように、Excelというものは、経理業務の基本的なところまで入り込んでいます。

 

対して、AIは、Excelと比較したときに、活用方法が難しいということがあります。

 

ちなみにExcelの機能には、単に四則演算や線を引いたりするだけでなく、各種関数や、ピボットテーブル、マクロといった便利なものが含まれています。

 

しかし、残念ながら、このような機能の全てを使いこなせている人は(もっというならば、これを勉強してモノにしようという人さえも)多くはないのが現実です。

 

Excelでさえ使いこなせないのに、AIの機能についていける人がどれだけいるのでしょうか。

 

もちろん、AIの導入方法によっては、扱いが難しくないものもあると思いますが、人間というのは基本的に学習しない生き物(だと僕は思ってます笑)なので、便利な機能があっても、扱うのが難しいと、それほど普及しないということが十分考えられます。

 

また、経理業務の中に切っても切り離せないものに「例外処理」の存在があります。

 

例えば、社内ルールでは、相手会社への支払いは、伝票起票してから、5日後、と決まっていたとします。

 

でも、どうしてもすぐに相手会社に入金しなければならない、といったことが起こり得ます。

 

このような事態に、AIだけでは対応できないでしょう。

 

経理は、例外処理なくして語れません。

 

僕も工場にいたとき、例外処理の対応をしたことがありますが、仕訳を自分達で考えて、会計システムが狂わないように、処理に乗せる必要がありました。

 

このような処理は、どうしても、人が介在しないと難しいでしょう。

 

以上のことから、AIにとって不得手といわれる部分もあると考えられるのです。

 

 

「いつ」経理はなくなるのか

AIが経理業務に入り込んでくるにあたって、いくつかの障害があることがわかりました。

 

では、経理がなくなるのはいつなのでしょうか。

 

経理業務は、企業規模の拡大とともに、業務が増えていきます。

 

上場したら、監査対応が必要になります。

海外進出したら、国際会計基準に対応しなければなりません。

 

逆に捉えると、縮小する企業の経理というのは、基本的にルーティンが多いはずで、新たな業務も増えないはずなので、理論上、仕事をどんどん効率化していくことができるはずです。(やるかどうは別として)

 

これまで述べてきたように、このようなルーティンの多い分野に、AIは強いはずです。

 

思うに、会計事務員が激減した理由の一つに、失われた20年といわれる日本全体の停滞の中で、経費削減が叫ばれ、その中で、「ルーティンを回す」経理の存在意義も薄れてしまった、という要因があるのではないでしょうか。

 

本来であれば、不況の時こそ「管理」が必要です。

 

なぜなら、経理という生き物は、その性質上、基本的に数字に現れる提案、「黒字」になるような提案しかしないからです。

 

ところが、僕も入社して気づきましたが、このような提案を、この年功序列の日本社会で行い、存在意義を見出していくことは、大変難しいのです。

 

もちろん、日本社会だけではないのかも知れませんが。

 

企業が縮小、あるいは市場が成熟し、急成長が見込めない場合には、ルーティンを回すだけの経理は、AIがあろうとなかろうと、淘汰されるのではないかという風には思います。

 

高度経済成長を経て、人口減少の段階に入った日本の企業は、多くの大企業でこの段階に突入しているはずですから。

 

これから経理を目指そうという学生の方々、および経理職への転職を考えている方は、今までの経理(=単に計算をするだけの経理)からの脱却をしなければ、今後は生き残っていけないであろうことを、必ず頭の隅に置いておく必要があるはずです。

 

ただ、この一方で、2018年現在においても、単なる計算役としての経理からの脱却をされた方々が、世の中にはいるはずです。

 

このような人たちを、今後も「経理」と呼ぶのであれば、「経理」はいなくならないと思います。

 

 

経理」の定義

ここで、経理の定義について、考えてみます。

 

経理は将来なくなる」と、言われはするもののその定義はそもそもなんなのか?ということです。

 

一般に、「経理」と思われてるものとはなんなのでしょうか。

 

経理を経験したことがないと、

社会人であったとしても、

 

「いつも会社にいてパソコンをカタカタしてる人達」

 

という印象しかないのではないでしょうか。笑

 

経理の語源は「経営管理」ですが、数字関連にまつわる取りまとめの部署、といったほうがわかりやすいかと思います。

 

この数字関連の取りまとめには、決算や社外公表資料のもととなる資料の作成(財務会計)と、販売戦略にひもづく数字(商品をどこにどのタイミングでどれだけ売れば良いか、など)の数値の管理(管理会計)と、大きく2つに区分できます。

 

経理の定義自体は、この2つで大きく変わることはないと思いますが、経理の歴史の中で、経理に必要な力というものは、変化してきています。

 

例えば、電卓がなかった頃には、

計算が正確に早くできて、誰の目からもわかる綺麗な数字を描く人が評価されたはずです。

 

電卓が登場した頃には、

グラフを正確に書けたり、大量の計算を電卓で正確に早くこなすことができるタフな人が好まれたかも知れません。

 

Excelが登場した現在では、

関数や、ピボットテーブル、マクロなどといった機能を用いて仕事をできる人が、経理でも、やはり評価されます。

 

経理の定義および求められる役割(=財務会計管理会計)は長らく大きくは変わりませんが、必要とされる能力(=評価基準)は、各種ツール(電卓、Excelなど)の登場で大きく変化しています。

 

単に数字が綺麗で、計算が早いだけの人が、Excelのある現代で評価されるとはとても思えません。

 

したがって、AIの登場によって、経理が必要とされる能力は、今後変化していく可能性があります。

 

そのような中で、もしかしたら、多くの人のイメージの中にいきる、単なる計算役としての経理は、いなくなるかもしれませんね。

 

 

AIと経理の未来

今後、AIの登場によって、か、よらずかは、わかりませんが、経理の求められる役割は少なからず変わっていくことでしょう。

 

現在は、Excelや会計システムが非常に発達しています。これらを使いこなせなくてもできる経理の仕事はたくさんありますが、個人として能力を進化させなければ、いきなり首を切られる可能性は十分にあります。

 

そんな未来の経理として、生き残る術は大きく2つあるかなと、個人的には考えています。

 

1.AIやシステムを使いこなし、喰われる側から喰う側になる。

 

2.管理会計などのAIが入り込みにくい分野で専門性を持つ。

 

1に関しては、AIの推進を自分の手で行なってしまおうというものです。

 

Excelでさえ、その機能を十分に使いこなせていない人がたくさんいる現在です。

 

会計分野のAIに詳しくなれば、さらに言えば、AI導入プロジェクトに携わるような経験などがあれば、他の経理と差別化を図ることができるはずです。

 

このように、AIを用いた経理業務の削減にみずから関わっていくのがこの1のポジショニングです。

 

当然ながら、Excelや会計システムの知識も身につけていく必要があると思います。

 

2に関しては、簡単にいうと、AIとは関係のない分野で頑張るということです。

 

特に管理会計の世界は、企業戦略と密接に関わってくるため、大事な役割でもあります。

 

経理財務特化の転職エージェントと前に面談したことがありましたが、その人も、今後は管理会計をできる人が重宝されるようになると言っていました。

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なぜなら、財務会計の仕事は、どの企業でもやることは基本的に変わらないため、どんどんアウトソース(外注)する傾向にあるためらしいです。

 

そして、そのような流れの中でも企業に残るのは、企業戦略と密接に関係しているために、外注することのできない管理会計の部隊だということでした。

 

特に海外の企業ではその流れができつつあり、これからの財務屋は辛い思いをするのではないか、と言っていました。

 

ただ、大企業に勤めるとわかると思いますが、結局意思決定をするのも年功序列であるため、単なる計算役から脱却して、利益として数字になるような提案ができる、という環境に身を置くこと自体が、残念ながら困難なものとなってしまっている部分は、否定できません。

 

このような経理を目指せるかどうかは組織風土や、その時の役職によるものも多い気はします。

 

 

まとめ

以上より、経理の役割は今後も大きくは変わらないはずですが、もとめられる能力は変化していくはず、というのが結論です。

 

また高度経済成長が終わり人口減少社会となった日本では、AIがあろうとなかろうと、経理の役割も変わる可能性があります。

 

変われなければ生き残れないのは、今に始まったことではありませんし、経理だけではないはずです。

 

なくなるか、なくならないかを論じる前に、経理なら、自分のスキルを磨いて変化していくというのが、大事なことかもしれませんね。

 

▼「AI経理」という本を参考にさせていただきました。

今後の経理に関することがたくさん書かれています。

興味のある方は是非よんでみてください!!

 

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経理はA I化によってなくなるとよく言われるけど実際はどうなの?

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経理業務はシステム化の余地がたくさんあります。

 

AIの導入もあり、将来的に経理はなくなるとまで言われています。

 

しかしながら、実態として、経理のシステム化は僕が思ったほど進んでいませんでした。

 

その実態について、メーカーに勤務中のゆとり世代による意見を述べていきます。

 

 

経理は予算がない

 経理という部門は、コストセンターであり、利益を稼ぐ部門ではありません。

 

これは残念ながら当然のことで、利益をとってくるのは、基本的に、営業部隊となります。

 

多くの会社において、管理会計の世界では、「予算」が非常に大事になってきます。

 

毎年1~3月あたりに次の年度の予算を決めて、それに向かって、営業部隊は利益を上げるし、工場は、経費削減に望みます。

 

特に大企業では、予算を取ってくるというのが、何をやるにしても、非常に重要になってきます。

 

結局、予算がないと、やりたいことがあっても、やらせて貰えないからです。

 

ここで、経理という部隊に視点を写してみます。

 

経理は予算の取りまとめをする部隊でもあります。

 

ところが、経理自体は、利益を上げる部署ではないので、そのコストの大部分は労務費になるはずです。人件費ですね。

 

利益をあげることのない、コストセンターである経理部隊は、予算を取ってくるのも一苦労だったりします。

 

というか、予算を取りにくい部署です。

 

基本的に、経理は予算をとるということをしません。

 

よって、新しいシステムを導入するための経費を発生させることができません。

 

ましてや、予算を管理する部署が、予算未達では話になりませんしね。

 

そういうこともあって、経理は作業をシステム化させるための費用を予算化させることが難しいということが、往々にしてあるのです。

 

 

経理は内向き

経理部隊は一般的に、保守的だと思います。

 

これは、経理の作業にルーティーンが多いことが起因しています。

 

決められた作業をしていれば、文句を言われることはありません。

 

よって、必要な人員さえ確保されていれば、わざわざシステム化して、効率化を目指すことはありません。

 

システム化自体も、各部署への説明や、業務フローの変更を伴うため、大仕事となるからです。

 

僕も、経理業務システム化の仕事をしたことがありますが、現行の業務フローを見直し、システム自体を使いこなす必要があるため、時間がかかります。

 

よっぽど問題がなければ、システム化自体が大変な業務となるため、誰もやりたがらないというのがあると思います。

 

また、経理という生き物は、社外の人と接触する機会がほとんどありません。

 

企業の内部の人間としかやり取りをしないため、世の中の流れが、本当に見えてきません。

 

今はITの時代なので、便利な会計システムがたくさんあると思います。

 

しかし、一般の経理がそれに触れる機会は絶望的に少ないため、普段の業務フローに疑問を持つことも少ないのです。

 

内向きな仕事であるために、革新的な変化をさせることに消極的な部署であると言わざるをえません。

 

 

Excelでがんばりがち

予算実績管理ひとつ取っても、システムが導入されているか、そうでないかは大きな違いです。

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多くの経理系の業務は、頑張ればExcelでできてしまいます。

 

決められた計算ができ、決められた資料を作ることができれば、多くの場合、経理としての業務は全うすることができます。

 

個人的には、ルーティーンはシステム化するべきだと思います。

 

突発的な対応をせざるを得ないときは、システムから数値をExcelにダウンロードして、それを加工しにいくことも必要だと思いますが、ルーティーンでさえ、システム化されてないことが少なくありません。

 

また、Excelでがんばろうとおもえばがんばれてしまうことも、システム化が進まない、大きな要因の一つです。

 

今までExcelでやっていたから、

Excelでできているから

 

という理由で、システム導入まで行かないことがあります。

 

これは、管理職の人や、権限を持つ人が、末端の業務まで管理できていないことにも起因しています。

 

簡単にできると思われているのです。

 

ところが実際にはExcelを加工したり、数値のミスがないかチェックしたりするのには、思ったより時間がかかります。

 

Excelで頑張れば頑張るほど、業務がシステム化されず、能率が上がっていかないことは、経理業務がなかなかAI化しない大きな要因の一つです。

 

 

システムに強い経理はなかなかいない

経理とシステムは切っても切り離せません。

 

業務効率化を考えたときに、システムの中身まで理解していることは、大前提としてあるからです。

 

ところが、経理は基本、ルーティーンをしていればいいため、システム上、どのような処理がなされているか、興味を持つことがなかったりします。

 

というか、興味を持っても、システムが古すぎて、システムの内部で何と何が、どのような繋がりを持っているのか、知っている人がいない、という事態が、往々にして起こります。

 

かくして、経理業務はブラックボックス化」されていきます。

 

とくに原価計算なんかは、この傾向が顕著です。

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システム上、どのような計算がなされているか、わからなくなってしまうのです。

 

このようなことは、自分で知ろうとしない限り、わかることはありません。

 

また、システム部門に人脈がないと、気軽に聞けるものでもありません。

 

人脈があったとしても、そのシステムの担当者でないと、わからないこともたくさんあります。

 

こうして経理はシステムに弱くなっていきます。

 

システム導入を担当したり、教育をうけたりしないと、システム上の繋がりは、わからないことが多く、システムに強い経理というのはなかなか多くはありません。

 

 

経理にはシステム化できない業務も多くある

AIの発達により、経理に対する風向きは厳しいものがあると思います。

 

ただ、経理をやった人間しかおそらくわからないと思いますが、全ての経理業務をシステム化するのは不可能です。

 

僕はゆとり世代なので、ITと一緒に育ってきました。

 

よって、システム化できるものは、全てシステム化すべきだと思います。

 

その方が楽だからです。

 

でも、経理の業務の全てをシステム化するのは無理があります。

 

それは、経理業務にグレーな部分が多分に含まれているからです。

(悪い意味ではありませんよ)

 

経理というのは、会社法や、会計原則、法人税法など、会計・税務に関する法律を知っている必要があります。

 

例え知らなくても、怪しい事例があれば、原文から見直すこともよくあります。

 

法律というものは、得てして、抜け穴があるものです。

 

グレーな部分があるのです。

 

これは法を犯すということではなくて、解釈によって、判断が変わるということです。

 

そのグレーな処理まで、AI化するのは、正直、不可能だと思います。

 

例えば、固定資産の処理で、

これが、資本的支出なのか、修繕費なのか。

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簿記を学習したことがある人ならわかると思いますが、資産の価値を高めるためのお金は、固定資産として処理しますが、原状回復のための費用は、固定資産にすることができません。

 

簿記の試験なら、最初から、どっちにするか指示がありますが、実務はそうはいきません。

 

詳しくは国税庁のホームページを確認してほしいところですが、結局のところ、この処理や判断は、主観的なところもあり、どこまでいってもグレーです。

 

このような判断をAI化するのは、難しいところだと思います。

 

 

まとめ

 個人的には、経理業務はどんどんシステム化すべきと思います。

 

人がやる必要あるの?という作業も多くあるからです。

 

問題は、それを取り巻く環境にあります。

 

また、AI化するのが難しい業務もあるため、人間はそこを担当するように、役割を変えていく必要はあると思います。

 

とはいえ、みんの自分の業務がなくなったら困るので、あまりモチベーションも高くない、というのが実情です。

 

経理のAI化は思ったより難しいのです。

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「転職の思考法」は世の中の20代30代の人が必ず読むべき良書だと思いました。

       

 

本屋で見つけてからずっと気になっていた本です。

 

転職は、僕の周りでも、珍しいことではなくなっています。

 

少し前までは、転職をする、ということが、異端に思われていたこともあるかもしれません。

 

変わった人?などと周りに思われていたかもしれません。

 

ところが今は、そんなことはありません。

普通に働いていて、結果もそれなりに出している、という人が、普通に転職していきます。

 

この傾向は、特に若い世代に顕著だと思います。

 

本書は、転職するためのテクニックを記載したものではありません。

 

転職と向き合うための、いや、むしろ、今自分がいる会社、ひいては、自分自身の置かれた状況と、向き合うための、転職に関する「考え方」の本です。

 

こういう視点の本はいままでなかったのではないでしょうか。

 

 

転職の思考法

"そもそもだが、転職に必要なのは知識でも情報でもない、どう選べばいいかの判断基準、つまり『思考法』なんだよ。"

 

上記は、本書の登場人物の一人である、「黒岩」の言葉です。

 

本書は、小説風の書き方をしており、全体的に、非常に読みやすいと思います。適宜ポイントがまとめられているし、1番最後の部分には、重要なポイントがわかりやすく、まとめて記載されています。

 

そして、物語は、経営コンサルタント黒岩と、本書の主人公である、どこにでもいる普通のサラリーマン、「青野」を中心として進んでいきます。

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僕は、本書に夢中になってしまい、気づいたら2時間ほどで読了していました。笑

 

黒岩のズバッと話す感じ、とても好きです。こういう知り合い欲しいです。

 

 

意味のある意思決定をしたことがあるか?

"多くの人が、転職に恐怖を感じるのは、何かを手にするからではない。人生で初めて何かを手放すことになるからだ。しかも自分の意思で"

"意味のある意思決定というのは必ず、何かを捨てることを伴う。これまでの人生の中で、そんな決断をしたことがあるか?"

 

読んでいてハッとしたフレーズです。

 

就職の時までは、

いわゆるいい高校にいって、いい大学に入って、ある程度名の知れたいい会社に入る、というのが流れとしてあります。

 

多くの人が、この流れの中に身を投じるのです。もちろん、僕もそうでした。

 

そして、いざ、大企業に就職してみて暫くたつと、思うのです。

 

「で、次はどうすればいいんだ?」

 

少し上の世代からすると、驚くべきことかもしれませんが、今の若い人は、出世に興味がない人がほとんどです。上に媚びへつらい、会社のいいなりになってまで、出世したいと思わない人が多いです。

 

これが、ゆとり教育の成果なのでしょうか笑

 

という冗談はさておき、僕らの世代はバブル崩壊から失われた20年を経て、今を生きています。

 

右肩上がりの時代とは違います。

 

経済全体が上向いているときは、最初に入社したその会社で出世を目指すのも、いいのかも知れません。

 

ところが、現代は、たとえ大企業であっても、いつ、どの企業が、どんな目にあうかわかりません。

 

東芝東京電力SHARP

これらの企業を、僕は小学生の時から知っていました

 

このような、超一流企業であっても、傾くことがある世の中です。

 

そういうことを知っているからこそ、僕らゆとり世代は、いまいる会社にしがみついて、ただ単に出世を目指すことが、必ずしも安全な戦略ではないことを感じ取っています。

 

また、給料も、そこまで上がらない場合がほとんどですしね…。出世を目指すのは、現代ではどんどん、「割りに合わない」ものになってきている気はします。

 

そこに本書の黒岩氏のこの言葉です。

 

確かに、捨てることを伴う意思決定というものを、僕は今までの人生の中でしたことがありません。

 

だからこそ、転職は、多くの人にとって、踏み出しにくいものになっているのです。

 

 

会社が潰れても生き残るには

"もしこの世の中に、会社が潰れても生きていける大人と、生きていけない大人の2種類がいるとしたら、両者を分けるのは何か。それが、『上司を見て生きるか、マーケットを見て生きるか』だ"

 

これこれ…これなんですよ!!

 

多くのゆとり世代は、ただ単に上司を見て生きることが危険な行為であることを、直感的に知っています。

 

しかし、だからと言って、どうすればいいかもわからない。

 

だから、僕の同世代にも、後暫くしたら、会社に「染まってしまう」というひとも、出てくるのだと思います。

 

本書は、そこに別の考え方を提示しています。

 

「マーケットをみて生きる」という『考え方』です。

 

そう、本書は、考え方に視点を絞っています。

 

"一生下僕として生きていくのか。上司から言われたことにイエスだけ言い続けて、いつか、しがらみから解放される日を待つのか?だがそんな日はこないぞ。どれだけ出世しても上には上がいる。君が課長になっても部長がいる。部長になっても本部長がいる。本部長になっても役員がいる。仮に君が社長になっても、もっと偉い人がいる。銀行と株主。そしてクライアントだ。君が、『自分の人生を選ぶ力』を得るまでは、永久に自由になどなれない"

 

刺さる…

 

黒岩さんの言葉、えぐいです。

実際、まさにこの通りで、たとえ平社員から課長になったとしても、「上には上がいる」わけで、何歳になっても、上にお伺いを立てなければならないわけです。

 

日本企業だと50超えて部長になってもこんな感じですからね笑

 

そして、「自分の人生を選ぶ力」を手に入れるための考え方が、この本に載っています。

 

 

パートナーへの説明

そしてこの本書、驚くべきところがもう一つあります。

 

パートナーに転職を説明する時のステップまで乗せているのです。

 

本書の主人公、青野には、彼女がいます。

その彼女とのやりとりは、多くは語られませんが、自分のパートナーに、転職するという事情をどう伝えるか。このことに関しても、しっかりと黒岩からレクチャーがあるので、安心です。

 

本書の場合、青野君の立場からするとレクチャーが少し遅かったかもしれませんが・・・。

 

付き合ってる人がいた時に、自分が転職することをどう伝えるのかっていうのは、個人的には気になるところだったんですよね。

 

やっぱり相手方に与える影響は少なからずあると思うし。特に社会人だと結婚のタイミングとかも考えますからね。

 

まあ僕いま彼女いないですけどね。(2018年7月現在)

 

世の中の成功哲学と一般人の間のミスマッチ

黒岩は本書の後半で人間を2種類に分類します。

 

"to do(コト)に重きをおく人間・・・

何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている"

 

"being(状態)に重きをおく人間・・・

どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する"

 

 

その上で、99%の人間はbeing型の人間であるにもかかわらず、世の中に存在している成功哲学は、そうではない、to do型が書いたものだ、としています。

 

そして、being型の人間にとって重要なことを、RPGゲームを例にとった、説明があります。

 

たしかにRPGのゲームってハマりますよね笑

僕も子供の時、結構やりこんでました。

 

今でもRPGゲームをしたらハマる自信があるので最近ではやってないですが。笑

 

社会をいきる主人公である自分が、仕事の世界でどう楽しく進んでいくか、ということですね。

 

この辺りも、ものすごく説得力があったので、必読です。

 

 

最後に

本書の1番最後の部分、「おわりに」で、筆者は、「なぜ、この本を書いたのか?」という疑問に答えています。

 

その答えは、

すべての働く人が「いつでも転職できる」という交渉のカードを持てば、今の職場も必ず良くなる、ということです。

 

この想いが、本書には随所に表れていると思います。

 

いつでも転職できるような優秀な人が、それでも、その場(会社)に居たいと思えている状態の組織が最強、と黒岩も何回か述べています。

 

風向きが良い時は、放っておいても良いのです。本書で何回も触れられますが、問題は、会社が傾きかけた時。噂話や、社内政治がはびこりはじめた時なのです。

 

僕の以前の職場に、外資系の企業からきたおじさんがいました。その人は年齢60を超えているのですが、まさに企業が傾きかけた時の状況を僕に語ってくれたことがあります。

 

まさに、社内政治、足の引っ張り合いといったことが、平気で起こると言っていました。

 

今の時代、会社や国は、個人を守ってくれません。パワハラを受けて辞めてしまった先輩もいました。

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僕はあれをみて、本当に自分の身は自分で守るしかないんだなと痛感しました。

 

転職という交渉のカードを持つこと、これが、今後必ず必要になります。

 

20代30代の人は必読です。

 

▼こちらもおすすめです。

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サッカー日本代表のポーランド戦における西野監督の采配について素人の僕が思うこと

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2018年6月、ワールドカップが行われています。

 

日本はグループリーグ1戦目、2戦目とも、非常に良い試合をしたと思います。

 

 

日本対ポーランド

正直僕は、サッカーを見るのはワールドカップくらいなのですが、サッカー素人からみても、1試合目と2試合目は、日本がアグレッシブに攻め込もうとしていて、観ていて面白かったです。

 

そして迎えた第3試合目。

 

相手はFIFAランク8位ポーランド

 

グループリーグ内では最も高いランクを保持しているチームです。

 

僕もリアルタイムで観ていました。

 

スターティングメンバーをそれまでと6名変更して臨んだ前半戦は0-0で折り返します。

 

その後、日本は、後半で、ポーランドに1点取られてしまいます。

 

同リーグのセネガルとコロンビア戦が0-0なので、このままいくと、リーグ戦敗退が決まります。

 

ここで西野監督は、2試合目で得点を決めていた乾を投入します。

 

これは明らかに点を取りに行くオーダーだと思います。

 

そしてその後、また状況が変わります。

 

コロンビアがセネガルに1点取ったのです。

 

これで日本はイエローカードさえ出さなければポーランドに負けてもグループリーグを突破することができます。

 

ただし、それは、セネガルが点を取れなかった場合のみ。

 

コロンビアとセネガルがふたたび同点となれば、日本のグループリーグ敗退は決定的な状況でした。

 

 

日本選手に浴びせられた大ブーイング

そんな中、西野監督は、長谷部を投入します。

 

その後、時間稼ぎとも取れる、パス回しが始まりました。

 

いや、というより、あれは時間稼ぎでしょう。

 

会場からは大ブーイングが起きます。

 

僕も友人達と観ていましたが、なんとも言えない複雑な心境になりました。

僕たちや会場にいる観客の人達は、「サッカー」を観たいわけです。

 

あんな単なるパス回しが観たいわけではありません。

 

そして、無事、試合が終了し、日本はトーナメント進出を果たしました。

 

「これでコロンビアとセネガルが同点になっていたらどうするつもりだったんだ」

 

そう思う人も多くいると思います。

 

ただ僕は、その後の西野監督の記者会見をみて、考えを変えました。

 

 

一番辛いのはそこにいた選手や監督ではないか

グループリーグ突破したにもかかわらず、西野監督の会見からは「不本意」さが滲み出ていました。

 

russia2018.yahoo.co.jp

 

表情をみても、嬉しさはあまり感じられませんでした。

 

「ブーイングを浴びながら、選手達にプレーをさせたことは自分の信条ではない。」

 

淡々と語っていました。

 

ワールドカップともなると、選手1人1人にスポットを当てた特集が、テレビでは組まれがちです。

 

そして、僕も、もちろんその全てを観たわけではないですが、多くの選手からすると、ワールドカップに出場するのが子供の頃からの夢なのです。

 

その夢の場で、大ブーイングを受けながら、

パス回しに徹しなければならなかった自分たち。

 

僕がその場にいたら、悔しくて悔しくて仕方がないと思います。

 

監督も、そのことに関しては本当に難しい決断をしたと思います。

 

色々と賛否両論がある試合であることは間違いないと思います。

 

 

日本の置かれた状況は厳しかった

ただ、冷静になって、状況を整理すると、今回のグループリーグでFIFAランク最下位は日本なわけです。

 

グループHの内訳は以下の通りです。

 

ポーランド(8位)

セネガル(27位)

コロンビア(16位)

日本(61位)

 

この圧倒的な力量差の中で、日本が、リーグを突破するために、もっとも確率が高い方法を指示するのが監督の仕事です。

 

そういう現実的な考え方をすれば、西野監督の采配も、ある程度理解できるのです。

 

そして、チームで戦うことの本来の意味は、日本人が学校教育で受けがちな美しいものなどではなく、仲が良かろうが悪かろうが、足並みをそろえて同じ方向を向いて、目標に向かって団結することだと僕は考えます。

 

今回は、その目標が、「グループリーグ突破」だったというだけです。

 

チームで戦うことは、こと日本では美しく、ある種の美徳のように語られがちですが、実際は、美しさとチーム戦というものは、全く別の概念なはずなのです。

 

今回、日本は、チームとして一つの目標に向かって戦いました。

 

もしこれで、状況が変わり、日本がグループリーグを突破できていなかったら、おそらく監督だけではなく、選手のことも、メディアは散々に叩いていたことと思います。

 

翌朝起きて、日本メディアの報道の緩さに僕は少し驚きました。

日本メディアは、「勝てば官軍」的なところあるなぁと。

調子が悪いと散々に叩くくせに。

 

要するに、日本選手からしたら、戦うのも勇気がいるものですが、あのようなヒールなプレイに徹することもまた、勇気のいる行為なのです。

 

 

「こんなの当たり前?」

そして、これだけでなく、賛否両論の中の一つの意見として、

 

「こんなのサッカーの世界大会では当たり前だ」というのがあります。

 

ワールドカップは日本では注目度が非常に高いので、僕のような、サッカー素人でも、試合を観ることが少なからずあります。

 

そんな素人からすると、あの、時間をかせぐプレーは、とてもフェアなやり方ではないなと、思ってしまうのです。

 

しかし、実際にワールドカップも含めて長い間サッカーを観ている人からすると、また感想が違うものです。

 

かの有名な三浦カズ選手も、

「日本の大きな財産になる」

と話しているそうですし。

 

www.nikkansports.com

 

とにかく、賛否はありますが、そこは、サッカー素人が口をとやかく出すところではないのかなと思います。

 

次のトーナメント戦では、今回のような戦いはありえませんので、これをバネに、本当に次こそは、日本代表には頑張ってほしいなと、名実共に記憶に残る良い試合をしてほしいなと思います!

 

ガンバレ!ニッポン!!

 

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若手経理マン、転職エージェントに会う

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(*この記事は2018年6月に書かれたものです。)

 

先日、転職エージェントにあってきました。

 

僕は、以前ビ○リーチでヘッドハンターと面談したことがあるのですが、指定した時間に30分遅刻してくるわ、こっちの話はまったく聞かないわで、散々なものだったため、正直こういう人たちにあまり良いイメージを持てずにいました。

 

今回、転職エージェントとコンタクトをとるきっかけとなったのは、次の異動にて僕の希望が全く通っておらず、不本意な勤務地で長期に渡り、仕事しないといけない状況に今追い込まれているからです。

 

 

転職エージェントに連絡した理由

 2か月前、上司より、次の異動先の内示がありました。

 

もちろん、全ての要望が通るとは思っていませんでしたが、1~3まである中で(しかもそれも会社にとってそんなに難しくない条件)、すべての要望が通らないとなると、やはり厳しいものがあるなぁと感じてしまいました。

 

「一生これか…」

 

何回も何回も心の中でそう思いました。

 

そもそも最初の配属も、不本意なものだったのです。

 

就活のときに出てきた社員達は、「異動の希望はある程度は聞いてもらえる」と言っていました。

 

これは、単にそういう人たちしか就活生の前にあらわれていないからであって、だからこそ、このような人達は辞めずに長く働けているのかもしれません。

 

まあ、ある種、大企業の宿命なのかもしれません。

 

そんなこんなで、僕はエージェントに会いにいきました。

 

 

転職エージェントとの面談

僕は、経理財務分野の転職に特化したエージェント(具体的には「ジャスネットキャリア」)と、ビズリーチ経由で連絡がきた転職エージェントの2社との面談を終えています。

 

面談は、2社とも、どうして転職を考え始めたのかという話から始まり、その後、どのような条件の企業がいいかという話になっていきました。

 

2社とも、担当者は以下のことを僕に言いました。

 

 

「転職するなら今が一番いい時期です。」

 

 

これにはやはりオリンピックの影響が多分にあるようです。

 

オリンピックまでは、景気が悪くない状態が続き、転職市場も例に漏れず売り手市場なのだそうです。

 

逆に、

 

オリンピックが終わったらどうなるかわからないー

 

このような話もしていました。

 

僕の企業でも、オリンピック特需が存在しています。

 

その分モノが売れるわけです。

 

労働市場も同じで、オリンピック特需によって、人が足りなくなったり、雇用が生み出されたり、しています。

 

このような状況は、エージェントに会って話を聞いてみないことには中々わからないものです。

 

オリンピックは一種の盛大なお祭りだと思います。ただ、オリンピックの終了と同時に消え失せるものもたくさんあるということですね。

 

 

今転職はしない方がいい

エージェントと話していると、自分に対してどれくらい求人がきそうか、価値がどれくらいなのかというのがわかってきます。

 

その後送られてくる求人も、価値をはかる一つの指標になります。

 

彼らは、クライアント(=僕のことです)の転職が決まったら、企業からお金を受け取ることができます。

 

よって、彼らからしたら、僕たちにしっかり転職してもらった方が良いのです。

 

僕はこの構造を事前に知っていたので、話をした段階で、転職を勧められると思っていました。2018年現在、売り手市場とも呼ばれてますので。

 

しかし、実際には現段階での転職はしない方がよいと、言われました。

 

 

財務会計管理会計

今回僕が配属となったのは、事業部つきの管理会計の世界の部署です。

 

僕の会社には複数の事業部が存在しており、それぞれ管理会計の部隊が存在しています。

 

他の会社では、経理部本体の中に管理部隊が存在している場合もあります。むしろ、こちらのほうがマジョリティではないかと勝手に思っています。

 

工場で僕が担当した業務は、主に財務会計が中心でした。もちろん、管理会計的な業務もありましたが、そこまで多くはなかったです。

 

異動後にやるのが管理会計の業務であり、僕が、会計の世界から離れて(つまり経理とは別の職種で)今後転職する気がないことを伝えると、エージェントは、それならまだ今の会社で続けたほうがいい、ときっぱりと言いました。2社ともそう言いました。

 

財務会計屋として生きるのか、管理会計屋として生きるのか、3年目という入社年次で判断するには早すぎるということでした。

 

また、この段階で転職すると、安く買い叩かれてしまう可能性もあります。

 

経理管理の人間として、この先生きていくなら、もう少し続けてみて、経験を積んだほうが、高く売れるらしいです。

 

たしかに、「向いていなかった」と思って、全く別の職種に転職するのであれば、早いにこしたことはありません。

 

ちなみに、理系で院卒の方は、入社して2~3年で、転職するのはラストチャンス、くらいに思っておいたほうがいいです。こういう人は、入社が24歳か25歳ぐらいになるはずです。

 

30才が近づいてくると、自分の中で躊躇ってしまうことも、容易に想像つきますからね。そこまで考えて、早い段階で(具体的には入社3年目)無事自分の希望業界に転職した研究職の人を僕は知っています。

 

経理などの管理系の職種は、一般的に、「潰しが効く」職種と言われることも多くあります。

 

どの会社にも存在しているからです。

 

このような人達の中でも入社して2~3年目くらいの人は、すぐに転職してしまうよりは、5~6年同じ会社で経理管理の経験を積み、その間に資格なども取得しておくのがよいようです。

 

僕の場合、簿記1級を現在勉強中ですが、これを取得すれば、入社5~6年目で転職する際に大きなプラス要素になると言われました。

 

簿記1級を持っていて、ある程度の大企業で5~6年、経理管理の経験を積めていれば、買い手はつくはずということも言われました。

 

いまは力をつける時期なのかも知れません。

話を聞いて、簿記1級受験のモチベーションになりました。

まずは資格取得を頑張ろうと思います。

 

 

とりあえず転職エージェントの話を聞くのはあり

 エージェントに会ってみて、自分の中で、どういうキャリアプランを描くのか、整理することができました。

 

エージェントにあった後に、しばらく求人を送ってもらいましたが、今は資格取得に専念する旨を担当者に伝えています。

 

実際の自分のレベルがどの辺りにあるのかを知ることもできたので、よい経験になりました。

 

キャリアに悩む、経理人材は、一度転職エージェントに会ってみることをお勧めします。

 

今まで見えていなかったものが、見えてくるようになるかもしれません。

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日大アメフト騒動から読み解く日本の部活文化の課題

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日大アメフト騒動の経緯

日大アメフト部が世間を騒がせています。

 

事の発端は、日本大学アメフト部の選手が試合で関西学院大学の選手に対して悪質なタックルをしたことです。

 

僕はこれをテレビ映像ではじめて見ました。素人目にも、「これはまずいだろ…」と思わせるのには十分な内容でした。

 

明らかに、無防備な関西学院大学の選手の背後からいきなり突っ込んで行ったように見えました。

 

被害を受けた選手は一部の報道では全治3週間の大怪我を負ったとのことでした。

 

この行動が、日大アメフト部の監督指示なのかどうかが今回の騒動のポイントです。

 

日大監督の会見で、報道からも明らかなように、反省の意がほとんど見られないものでした。

 

ネクタイもピンク色だったみたいですしね。

 

これを受けて、加害者側である選手が以下のコメントを会見で発表しました。

最後に、本件は、たとえ監督やコーチに指示されたとしても、私自身がやらないという判断ができずに、指示に従って反則行為をしてしまったことが原因であり、その結果、相手選手に卑劣な行為で怪我を追わせてしまったことについて、退場になったあとから今まで、思い悩み反省してきました。

そして、真実を明らかにすることが償いの第一歩だと決意して、この陳述書を書きました。相手選手、そのご家族、関西学院大学アメリカンフットボール部はもちろん、私の行為によって大きなご迷惑をおかけした関係者の皆様に、改めて深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。

 

www.huffingtonpost.jp

もちろん、彼のしたことは到底許されるものではありませんが、自分の非を認めて反省しているという点で、相対的に、日大サイドよりははるかに誠意ある対応だったと思います。

 

 

なぜ選手はそこまで追い込まれたのか

彼のコメントからも明らかなように、彼は選手としての起用を監督・コーチよりちらつかされており、追い込まれていました。

 

とはいえ、あのような悪質タックルをすることは、人道に反する行為であることは、彼も理解していたと思います。

 

でも、彼は、監督サイドの指示に従ってしまいました。

 

日本の部活動の場では、このようなことが少なからず起きていると思います。

 

以下は、小学生の頃からあるスポーツをはじめ、中高大と体育会部活動に所属していた僕の見解です。

 

選手にとって、学生時代の数年間は、自分の一生において、かけがえのないものです。

 

ですから、一つの試合に出れるかどうかというのは、選手にとっては大きいのです。

 

「この次の試合で成果を出して、次の試合までに○○を磨いて、最後の大会では必ず結果を残す。」

 

どんなにヘラヘラしてるようにみえる奴だって、一つのスポーツに真面目に取り組んで強豪校と呼ばれる学校に入学しているならこれくらいの感情は抱くものです。

 

ところが、監督やコーチからすると、長い人生の間、自分がみる選手なんて腐るほどいるわけです。

 

よって、1人の選手と真摯に向き合おうとしなかったり、特定の選手に肩入れしてしまったり、という事案が発生します。

 

もちろん、限られた時間の中で、そうなってしまうのはある程度仕方のないことです。

 

これが現実だと僕は思います。

 

そして、選手側も、親の声援や友人からの期待に応えるためにも、絶対に成果を残したいわけです。

 

これはどういうことかというと、監督やコーチには、ある種の「人事権」があるわけです。

 

「○○したら、試合に出してやる。」

 

この権利を、自分の言うことを聞かせるために選手に使っては絶対にならないのです。

 

強豪校に進学する生徒は、そのスポーツに人生かけています。

 

その一つの要因として、たとえアマチュアだろうと、一つのことに一生懸命取り組むことは、日本では、「美化」される傾向にあることが挙げられます。

 

好きではじめたスポーツ。

 

最初は上手くなると周りから褒められて、それが嬉しくて、どんどん上達するかもしれません。

 

強豪校に入って、「伝統」に踊らされ、いつしか、「勝つ」ことが当たり前になる。

 

すると、だんだん辛くなってくるのです。

 

好きでやっていたスポーツのはずなのに、見ず知らずの他人からいきなり、「なんでそのスポーツずっと続けてるの?」と聞かれたときに、なぜか答えられない。

 

tamesue.jp

 

結果が出てるうちは、羨望の眼差しを色々な人から向けられます。

 

でも人間は、いつも調子が良いとは限りません。

 

結果が出ないときに、過去に、期待されて成果を出した経験(成果が出てしまった経験というかもしれません)があると、それが自らの首を締めてきます。

 

このアメフト選手も、海外大会における日本代表の話があるくらいの人物です。

 

相当に努力したんだと思います。

 

そんな中で、監督やコーチに人事権を濫用されて、思ってもいないことをしてしまったのではないでしょうか。

 

日本の部活動では、やる気を評価する文化があります。

 

レギュラーに入れるか入れないかといった瀬戸際では、やる気がある方が採用されたりします。

 

このラインの人達に、人事権をチラつかせるのは相当に悪質だと思います。

 

今回の場合、

 

「○○すれば試合に出してやる」

 

ではなく、

 

その選手の悪いところや、改善点を淡々と示してあげるだけで良かったのではないでしょうか。

 

まあ、それで改善したところで、試合に出れるかどうかは結局はわからないのが、スポーツの厳しいところですがね。

 

 

スポーツ選手のキャリアの現実 

中学、高校の時に、部活動で成果を出すと、全校生徒の前で表彰されたりします。

 

表彰される人というのは、得てして偏りがちです。

 

よって、実際に話しをしたことはなくても、自分の学年の人で、部活で成果を出していた人は、印象には残りやすいはずです。

 

スポーツ推薦で高校や大学に進学した人達がその後どうなるのか、多くの人達はしらないですよね?

 

他県に行ってしまったりしますからね。

 

推薦で部活強豪校に入ると、当然その中で競争があります。

 

その代わりに、優秀な監督やコーチのもとで指導を受けることができます。

 

ところが、全員が全員、ハッピーエンドではないのが世の中というものです。

 

ある人は、競争に耐えられなくなり、ある人は指導があなかったり、ある人は部活の文化が合わなかったり、と、外的な要因で成果を出せないことがよくあるのです。

 

もちろん、自分に成果がでないことを、簡単に他人のせいにする人は、こういう学校にはあまり多くありません。

 

ゆとり世代といったって、こういう人達は、みんな、自分に厳しいですから。

 

そうして、思うような成果が出せないと、パチンコやギャンブルに走ったり、いつまでたっても就活していたり、あるいはニートになってしまったりなど、よくわからないことになっていることが少なからずあります。

 

そういうのを横目で知っているからこそ、ある程度成果を出せている人達にとっては、「自分こそは、(そうならないためにも)やり切らねばならない」と思ってしまうのかもしれません。

 

ダメだったら、趣味で続けるというのも一つの手です。

 

強豪校で本気で部活に取り組んだ人ほど、「趣味」といった「ヌルい」とりくみ方はできない、となって、そのスポーツ事態を辞めてしまう傾向にあります。

 

辞めると、結局やることがなくて、ギャンブルなどに走る…といったパターンです。

 

これ、意外にも結構あるんです。

 

もう少し、スポーツ自体を楽しむという方向で考えられるように、世間がなっていけばいいのにな、と、個人的には思います。

 

スポーツができるだけでは、幸せになれるとは限らないのは、世の厳しさなのでしょうか。

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ドラマ「ヘッドハンター」にみる大企業の宿命

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ドラマ「ヘッドハンター」

ドラマ「ヘッドハンター」は2018年春クールに放送された、社会派ドラマです。

 

ヘッドハンターのまとめは以下サイトを参照ください。

matome.naver.jp

 

概要としては、江口洋介の演じるヘッドハンター「黒澤」が、毎回異なるターゲットをヘッドハントしていく、と言うものです。

 

1話完結型のドラマなので、途中からでも大丈夫です。僕も、最初から見ているわけではありません。

 

転職は、人生の節目です。

 

毎回転職のターゲットがいるのですが、その人たちの人間ドラマに魅せられます。

 

まあこれ自体がドラマなのですが。笑

 

さて、そんな「ヘッドハンター」ですが、第5話で主人公黒澤がターゲットに語る言葉がめちゃくちゃ響きました。

 

あまり書くとネタバレになってしまいますので、続きは是非本編でも確認してくださいね。

 

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

大企業で誠実に働く者の宿命

今回のターゲットは、大企業で働いていることを誇りに想い、会社のために一生懸命働いてきました。まさに「謹厳実直」といった方です。年齢設定は、50代超えてるんですかね。確認してないですけど、そんな雰囲気です。

 

そのためか、ヘッドハンターを毛嫌いしています。

 

そんな彼に、黒澤は言います。

 

「でも今の会社は、あなたに応えてくれてますか?誇りに思うのは勝手だ。でもね、会社はもっと残酷ですよ。あなたがどうなろうと、会社は残る。社員の生き血を吸って、何代も何代も生き続ける。」

 

いや、本当にそうだよなぁと思いました。

 

僕の会社にも、家族がいながら単身赴任している人がたくさんいます。

 

2世帯住宅を買った途端に転勤を命じられ、地方で過ごしている間に親御さんが亡くなってしまった方も知っています。

 

まさに「会社は社員の生き血を吸って」いる、というわけです。

 

 

本人にとって不本意な提案をせざるを得ない日本企業

自社業界のマーケットが縮小していたり、景気が悪くなったりすると、人員の合理化を進めなければならないこともあります。

 

大企業における「合理化」とは、設備を休止させ、そこで働く社員を減らすことにより固定費を削減することです。

 

日本の企業は、アメリカのように、人をすぐリストラする、というわけにはいきません。

 

よって、どうするかというと、再就職先(出向先)を斡旋し、本体に籍を残したまま、別の会社にいってもらうということをします。

 

そして、その出向させる社員の給与レベルは維持したまま、出向先と本体の労務費差額だけ、本体が負担するのです。

 

僕の会社でもこれやってます。

 

工場の中にも関係会社が複数ありますので、そこに出向させて、差額だけ負担するのです。

 

この辺りの負担割合の交渉とか、身近でおきていたことがありますが、想像するだけでなかなかにドロドロな世界です。

 

例えば、本社Aと子会社Bがあって、本社から子会社に、Xさんが出向するときです。

 

この時、Xさんの給与は、本社Aにいた時と同じかそれ以上になるように調整します。

 

仮にXさんの給与(本社A時)を100とします。

出向した子会社Bから貰える給与が70とすると、差額の30は本社が負担する、というものです。

 

これだけなら良いのですが、この負担割合をかえたりする交渉があるんですね〜。

 

子会社に80負担してくれないか…?と言ったりするのです。逆もしかりです。

 

こらはなかなか大変な作業ですよ…。

(僕はやったことありません。笑)

 

しかし、本社からすると、これは人件費の削減に大きく寄与します。

 

大企業は、総じて優秀な人が多いと思います。

それなりに厳しい就職活動や面接をくぐり抜けた人たちですから。それが良いか悪いかは置いておいて。

 

そんな、優秀で会社に対して志もある人達に、不本意な提案をせざるを得ないことが、日本企業ではよくあります。(全員が全員、そうだとは限りませんが。)

 

年齢を重ねれば重ねるほど、年功序列でその人の給与は高くなります。

 

そういう人には、出向してもらって、若くて給与の低い人達を残していた方が、会社としては有利ですよね。

 

会社というのは非常に合理的にできています。

 

 

大企業は多くの人達の我慢と忍耐で支えられている

日本の伝統的な大企業では、「簡単には人を辞めさせない」というのがよくあります。

 

これは、一見すると、「社員に優しい」と捉えることもできるかもしれません。

 

昔ながらの家族的経営のイメージです。

「社員は家族」というのが、昔は美徳とされていました。

 

しかしながら

 

「あなたがどうなろうと、会社は残る。社員の生き血を吸って何代も何代も生き続ける。」

 

この側面も、日本の大企業の真実なのかもしれませんね。

 

p.s.僕は江口洋介の演技が非常に好きなので多少バイアスかかってるかもです。本編でご確認ください!

 

www.tv-tokyo.co.jp

tver.jp

 

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