工場経理マン雑記

学生時代には経理になるなんて全く考えてなかった人のブログ。経理の実態、就活などについて思うこと書きます。

【工場経理の仕事の深奥】予算策定業務

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 メーカーの予算策定業務の流れ

メーカーでは実に多くの部署が原価にかかわっています。

 

設備投資なら工務部。

労務費なら人事勤労部。

材料購買単価なら物流部。

 

・・・

 

このように、予算を作成するためには様々な前提となる数値が必要です。

 

また、予算の策定には事業部ごとに達成すべき目標値が設定されており、どのような指標が用いられるかは異なっていたりもします。

 

例えば、

 

固定費は、前年度実績対比○%削減。

変動費は、前年度実績対比△%削減。

 

などというようになっています。

 

上記は実績対比ですが、実際には前年度予算対比で話が進んでいたり、中期経営計画値対比で話が進んでいたりします。

 

僕の会社(3月決算期)の大きな流れで言えば、

 

~12月末 前提数値・目標値の算出

~1月末 製造原価策定(工場経理繁忙期)

~3月 各事業部単位の予算業務(本社管理部門繁忙期)

 

となります。

 

やはりメーカーは、原価が中心となります。

 

原価が決まらなければ、販売計画が立てられないですよね。

 

(厳密には販売量と生産量、および原価は切り離せないものなので同時並行となる場合もあるのですが…)

 

では、工場経理はどのようにこの予算に関わっていくのでしょうか。

 

 

工場経理の予算実務

設備投資とは切っても切り離せない、減価償却費。経理が計算して申告する固定資産税、事業税などの各種税金。現場ごとに異なる保険料etc...

 

工場経理の予算策定業務は実に多岐にわたっています。

 

減価償却であれば、耐用年数、償却率に関する知識がなければ対応できません。

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税金の計算であれば、実際の税計算がどうなっているのかがわかっていないと対応できません。

 

このITの時代、確かに計算はシステムがしてくれます。

 

しかし、特に会社の規模が大きくなると、なぜこの数値なのか?というのが頻繁に問われるようになります。

 

経理は予算の数値を算出しつつ、現場のなぜ?に答え続ける必要があります。

 

労務費単価があがっているのなぜなの?

固定資産税が上がっているのはなぜなの?

 

など。

 

(だいたい問い合わせは数値が上がった時にくるものです。)

 

これらは、普段の業務からなぜこうなるのか?を考えていないと対応できません。

 

こうして、経理の残業時間は増えていきます笑

 

 

予算はスケジュールとの戦い

予算はスケジュールとの戦いです。

 

○日までに○○に対して○○という数値を算出して連絡。

◇日までに、現場の数値をチェックして、報告資料を作成。

 

などです。

 

資料の見せ方も、上席者が誰になるかによって、グラフが多い方が良いのか、生データが良いのか、好みが分かれたりもします。

 

また、何対比で見せるかも状況によって異なってきます。

 

対比で見せて、差異が大きいと、理由が必要になります。

 

それも経理に問い合わせがきたり…。

 

ただでさえスケジュールが厳しいのに、問い合わせも多くなるのが予算実務です。

 

営業と違い、座っていることが多い経理ですが、この時ばかりはさすがに疲れます。

 

疲れ方も、肉体的なというよりは、精神的なものが大きいですかね。

 

特に、償却費の計算などは、減価に与える影響が大きいだけに、精神的にも結構消耗します。

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このように、経理の予算業務は、

 

各部署に数値算出/入力依頼

算出された数値をチェック

修正があれば連絡

それに対して現場から問い合わせ

対応して数値確定…

 

というステっプを常に踏んでいきます、

 

これを決められたスケジュール内で着実にこなしていくのが経理の予算実務といえます。

 

 

問われる対応力

営業の人からすると、経理は、楽な仕事に見られがちです。

 

コミュニケーション能力も大して必要とされないのでは?と思う人も多いはずです。

 

しかし、これは誤った認識です。

 

経理も、人と関わる仕事です。

 

話ができない経理とは、仕事ができません。

 

しかも、経理は適当に口裏合わせることができません。

 

数値を扱う経理の言ったことは、製造部や他部署からすると、重いのです。

 

この数値何か変だぞ?と思っても、「経理は○○と言ってる」と伝われば、いままで文句を言っていた人も、それで納得することが多いです。

 

これが後々になって、間違っていることがわかったら、ひとたまりもないですよね。

 

このように、経理には、コミュニケーション能力だけでなく、しっかりと論理的に物事を説明する力も要求されているのです。

 

就活してた時は全くイメージ湧いてませんでしたが、経理ってこんな感じです。

 

 

問われるExcel

経理の仕事はExcel抜きには語れません。

 

予算策定時にも、様々なExcelを使うはずです。

 

だいたい、先人達が残した秘伝のExcelがあるわけですが、この加工は、Excelの知識がないとだいぶ危ういです。

 

僕は大学生の頃、論文を書くために、wordを使うことはありましたが、Excelはほとんど使いませんでした。

 

社会人になって、経理になり、こんなにも他の人と比較してExcelに関する知識がないなんて、と思い、かなり焦りました。

 

経理であれば、Excelの基本的な機能、関数(特にVlookup関数)、ピボットテーブルなどは、普通に使いこなせて当然です。

 

僕の会社では、経理研修はありましたが、Excel研修はなかったので、自分で勉強するしかありませんでした。

 

営業の友人に話を聞くと、Excelなんて全く使わないということを言っていたりもしますが、もし経理に興味があるなら、Excelに関する知識はつけておいた方が身のためです。

 

Excelには、業務を効率化するための技がたくさんあります。

 

予算期には、これを利用しない手はないのです。

 

僕の部署に、15年システム部門で働き、その後15年経理を経験した方が昨年異動になってきました。

 

その方は、僕が去年していた予算業務の一つを半分くらいの時間で片付けました。

 

(多少は落ち込みました…笑)

 

ホントExcel大事です。

 

僕も今後も継続して勉強しなければなりません。

 

 

予算業務は大変だけど達成感はある

予算の様相は、年度ごとに違っています。

 

スケジュールを全て時間通りにこなし、完了させれば、達成感はもちろんあります。

 

これをつまらないと考えるか、達成感と捉えるか、人にもよるのかもしれませんが。

 

少なくとも僕は後者よりです。

 

とはいいつつ、終わってみると、やっぱ予算なるべくはやく終わらせたいなぁと心の中では思いますが!

 

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