経理といえば簿記…
そんな強迫観念のもと、僕は簿記2級を受けました。
しかし、僕は大学のときに簿記3級を受験しており、見事に落ちた経験があります笑
そんな反省をいかし、2級は一発合格を目指し、受験に望みました。
ちなみに、3級はその後うけていませんので、不合格のまま、上書きされていませんが、それでも簿記2級に合格することは可能でした。
以下に簿記2級に合格した方法を述べていきます。
使用したテキスト
資格大手のTACが出版している「よくわかる簿記シリーズ」の
合格テキスト(日商簿記と工業簿記1冊ずつ)と過去問集です。
本当にお世話になりました。
ちなみに、簿記2級だと以下のテキスト(「スッキリわかる」シリーズ)と悩む方も多いと思います。
こちらの方が安いですし、内容もかわいいキャラクターがでてきて、ビジュアルでも楽しめます。僕は、どちらも持っていましたが、網羅性の観点から、少々割高ですが、
「よくわかる簿記シリーズ」を採用しました。網羅性が高いため、過去問で悩んだ時に、辞書的に問題や、例題を探せるのが「よくわかる~」の良い点かと思います。
勉強の流れ
7ヶ月前(5月中旬~) 工業簿記の勉強を始める
2か月前(9月下旬~)テキストの総復習を開始
1ヶ月前(10月中旬~) 過去問
受験(11月下旬)
*ちなみに、僕が受験したのは2016年11月試験です。
4月に工場
経理に配属が決まり、
生活も少し落ち着いてきた段階でテキストを購入し、
まずは工業簿記の勉強から始めました。簿記2級は、
工業簿記と
商業簿記という2分野に内容が分かれており、工業簿記は、
原価計算などの内容を含んでいます。
最初はテキストを読んで軽く問題を解く程度で、7月までに工業簿記のテキストの基本問題を一周する計画でした。この頃の勉強時間は1日一時間くらいでした。
7月になり、
商業簿記の勉強を始めました。
テキストを読むと同時に、
覚えるべきことや、重要なページはコピーしてノートにまとめるようにしました。
9月からは、テキストの問題の復習をはじめました。
とはいっても、重点的に取り組んだのは、「本試験レベル問題」です。
よくわかる簿記シリーズでは、問題が、「基本例題」と「本試験レベル問題」
に分かれています。本試験レベル問題は、その名の通り、本試験に近い形式の問題となっています。
基本例題は、本試験レベル問題で躓いた場合だけ、戻って復習しました。
基本的には、一周しかしていません。
そのかわり「本試験レベル問題」はすべて、4~5回は解きました。
これが完璧にできるようになれば、過去問でもある程度までは太刀打ちできるはずです。
10月になり、試験一ヶ月前になる前のタイミングで過去問を解き始めました。過去問は同じシリーズの本を使用しました。
さすがにこの頃は、土日は図書館で7〜8時間、平日も2時間は勉強しました。
ポイント1:工業簿記から取り組むべし
簿記2級において、工業簿記から勉強を始めることは戦略的に非常に重要なポイントだと思います。
なぜなら、
商業簿記より、
工業簿記の方が安定して得点を取りやすい傾向にあるからです。
商業簿記は、精算表やP/L、B/
Sを作成させる問題がほぼ必ずと言っていいほど出題されるので、
いくら勉強していると言っても、どうしても時間との戦いになります。また計算ミスなどもしやすい分野です。
これに対して、工業簿記の方は、解法さえわかってしまえば、一つの問題を解くのにさほど時間はかかりません。また、安定して得点をしやすく、過去問と同じような問題が何回も出ているので、解答しやすいのです。
効率よく2級に合格するためには、得点しやすい工業簿記から勉強をはじめるべきかと思います。
ポイント2:問題を解きながら解法をノートにまとめるべし
テキストが非常にわかりやすいため、テキストをコピーしてノリでルーズリーフに貼り、それをファイリングして、復習のときに見るようにしていました。また自分で自分を騙すような問題をつくり、まとめていました。
(基本的にはテキストをコピーして、重要な部分を修正テープで隠し、問題を作りました。)
ノート化は、わからない部分のみ行えば十分です。あまり時間をかけないようにしましょう。とはいえ、自分が覚えられなかったり、当初わからなかった部分を一つにまとめているのはとても大切なことです。とくに社会人だと、短期集中で勉強をするのが難しいため、長く覚えているためにも、ノート化はおすすめです。
ポイント3:過去問は早い段階で解くべし
僕は過去問を始めたのが試験の1ヶ月ほど前でしたが、もっと早くから始めていればよかったと後悔しました。
2級にも、出題されやすい分野と、明らかに出題の可能性が低い分野とがあります。これは過去問を解いていればわかります。
過去問を解いていく途中で、テキストで出題可能性が低い分野を無駄に勉強してしまったことに気がつきました。
たとえ知識が固まっていなくても、一度何年分か解いてみて、傾向を掴んでみると良いかもしれません。
ポイント4:過去問テキストの最初のまとめは最強
そして僕がよくわかる簿記シリーズを強くお勧めする理由は、
過去問テキストの第一部、
「TAC式 出題別攻略テクニック編」が最強すぎるからです。
正直、これだけやってりゃ受かるのではないか?と思われるほどよくできてます。
(個人的な意見ですが笑)
過去問と並行して、第1部を4~5周は解きなおしましょう。
この問題達がミスなくできるようになれば、もう合格目前です。
僕は不安も大きかったため、過去問も8年分くらいは解きました。
過去問を繰り返し解くことは非常に重要です。
そして直前期はひたすら第1部をときました…。
模試や他の問題集などもありますが、上記3冊あれば、十分合格できます。
むしろ、他のテキストに手を出して、労力が分散してしまわないよう注意すべきと考えます。
まとめ
社会人は勉強時間がとりにくく、効率よく学習をすすめていくことが大切です。
計画は念入りにたて、事前の準備は怠らないようにしましょう。
僕の勉強方法も、「効率」に重点をおいています。
2級に合格したことで、仕事でもいかせたり、理解できる範囲が広がりました。
応援しています!!
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