メーカー経理マン雑記

学生時代には経理になるなんて全く考えてなかった人のブログ。経理の実態、就活などについて思うこと書きます。

【やる気後進国】新入社員がやる気を失う過程っていくつかパターンはあるものの大抵一緒だろ

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日本はやる気のない社員が70%らしいです。

出典は日経新聞です。

 

これね、新入社員の時って、大抵それなりにやる気あると思うんですよね。

 

これが、どこかのタイミングでやる気がなくなってしまう。

 

その要因を考えてみました。

 

 

3つの前提

まず、少し前までと世の中は異なっているので前提として整理しておきましょう。

 

①世の中は「右肩上がり」ではない

当然ですが、高度経済成長はもう2度と日本には起きません。あれは複数のラッキーな要因がたまたま重なっただけですから。平均年収で言えば、平成21年くらいまで10年以上下がりっぱなしでした。最近は少し増えてきたようですが。

 

②就活戦争の激化

昔と違って何社もエントリーするのが今のスタイルです。そもそもエントリーシートなんてなかったらしいですよ。就活塾といった存在も出てきて昔よりも就活が過熱しています。

 

③女性進出

男性が専業主婦に支えてもらうというスタイルが大多数だった時代は終わりました。少なくとも終わったのです、若い人の意識の中では。そういう教育を受けてますから。

 

さて、これらの前提を踏まえた上で、やる気後進国日本の若者の「やる気問題」を考えてみましょう。

 

 

1.就活で固めた将来像とのギャップ

激化する就活戦争の中、就活生は、その会社に入って何をしたいのか、何ができるのかを明確にしておかなければなりません。

 

これができない就活生は志望動機が薄いと思われ簡単に落とされます。

 

まあ、就活生がいうような志望動機は基本的には薄っぺらいです。

 

僕も薄っぺらいこと言ってました。

 

「社是に共感しました!!」とかね。

 

でも面接側からすると、ですよ。

 

薄っぺらいのは変わんないんですけど、そいつがしっかり考えてきたかどうかっていうのはある程度わかるわけですよ。

 

社是いいっすね!!

 

だったら誰でも言えますけど、

 

「自分は〇〇という経験をして△△ということがしたい。そのために◻︎◻︎である御社でなければ入社する意味がないんです!!」

 

こういうのはある程度考えてこないとなかなか論理的には言えないんですわ。

たとえ薄くても。笑

 

で、まあ、会社の偉い人たちはね。

 

そんなこと考えないと思いますけど。

 

就活生って必死ですからね。

 

考えるんですわ。

 

文字通り、人生かかってますから。

 

その会社に入った自分がどう活躍するのか、どの部署に行って何をしたいのか。

 

必死で考えます。

 

だってこれ聞かれてうまく答えられなかったら落とすでしょ?

 

最終面接とか、あれなんて、もう本当に、好みですよね。最終まで何回も面接して上がってくる学生なんて、どれも面接上手でしょうに。

 

で、そうしているうちに、就活生の方はその会社に入れば、自分が思い描いたものが実現できると思い込むわけです。

 

そして晴れて社会人になります。

 

これでやっと自分のイメージが実現できると思うのです。

 

しかし、現実は希望に沿わない部署への配属や、花形部署に行ったのに、イメージと違った、ということが往々にしてあるんですね。

 

でももう、就活生って、めっちゃ固めちゃってるんですよ。もう一回いいます。めっちゃ固めちゃってるんです。それこそ誰に何言われようが「自分はこれがしたいです」というのがあって、理論武装してるんですわ。

 

当然です、なぜならそこまでしないとほかの就活生に勝てない、つまり、そうしないと就職戦線で死んでしまうからです。

 

で、会社に入ってある程度すると、その部署にいる人が将来どうなるのかっていうのがだんだんとわかってくるわけです。

 

僕が意外だったのはみんなが行きたがる花形部署に行った人の方が辞めたがる傾向にあることです。

 

この理由には、一件一件の案件が大き過ぎて、新人には雑用しか回ってこないことが挙げられるようです。理想と現実のギャップです。

 

部活でいうと、球拾いしかさせない、という感じなんでしょうか。

 

もちろん、実力がないから仕方ない部分もあるんですが。

 

固め過ぎた自らの将来像と現実とのギャップを知ってモチベーションが下がってしまうというわけです。

 

 

2.会社に入ったら燃え尽きてしまう

昔もそうなのかもしれませんが、今の若い人たちって、

 

「良い大学に入って良い企業に入る」

 

ここまではわりとみんな考えるんですよね。

 

それで、実際それを実現するためには、受験と就活を乗り切らないと行けない。

 

競争状態に強制的に身を置くことになるため、頑張るしかないわけです。

 

よって、この、

 

「良い大学に入って良い企業に入る」

 

ここまでは、実はみんな漠然と考えてたりするんです。これを目標にそれなりにみんな頑張ります。

 

でも、実際、社会人になって、今までの目標が達成されてしまうと、次なる目標が見つからないのです。

 

今は、右肩上がりの時代ではありません。

 

誰もが出世できるわけではないし、給料だって、頭打ちです。経費削減が叫ばれて、閉塞感が漂っています。

 

消費税も10%になるような時代ですから。

 

昔は「俺は部長になるぞ!!」

と次なる目標を見据えて仕事に邁進した人もいたかもしれません。

 

でも今って、無駄なことはしない文化なので、例えば年賀状のような儀礼的な習慣は、少なくなってきていますよね。

 

出世を目指すことを無駄、とまでは言いませんが、結局年功序列で、その時にふさわしい人が役職者になるのだから、そもそも遠い先の話だし、偉くなる為に、無駄に残業して評価あげたいとか、そこまでは考えられないと、そういう人が少なくないのだと思います。

 

そうして、入社した会社の中で次なる目標を見つけることができず、若い人のやる気がさらに削がれていきます。

 

あまりにも苛烈な受験と就活で燃え尽き症候群に似たような状態に陥ってしまうのです。大学全入時代とか、よく言われてますけど、本質は「2極化」ですからね。就活も、面接上手な人に内々定が集まります。だから競争自体は激しいのです。

 

燃え尽き症候群」とは、昨日まで頑張れたのに突然無気力になる病気です。ちなみにこれ、厳密にはうつ病の一種ですから笑えないですよ。

 

もちろん、このように「何もやる気が起きない」となってしまう人は多くはないかもしれないですが、次なる目標を見つけられず、

 

「なんかおかしいな…」

 

と日々感じながら過ごす若者は多いのではないでしょうか。

 

ちなみに、昔は、受験競争のあとは、会社に入って「出世競争」という概念があった気がしていますが、これもそこまでやる必要あるのか?という、儀礼的な習慣を嫌う現代の若者の風潮を表している気はします。

 

そもそも、そんなに出世に必死な同世代って、少なくとも僕の周りにはあまりいません。

 

こういうのって、ピアプレッシャーが大事だったりします。仲間からの圧力、という意味です。

 

勉強とか、スポーツって、

 

「あいつに負けたくない!」

「あの子も頑張ってるから自分も頑張らなきゃいけない!」

 

とか、そういう同世代の人間の頑張りが影響を与えてたりするじゃないですか。

 

でも、今の若い人は会社で基本的にそこまで頑張らないです。そうすると、同世代の人たちから刺激を受けることがなくて、特にモチベーションがあがることなく、日々過ごしていくことになります。

 

あと、重厚長大の大企業だと、そもそも同世代がいなくて、おっちゃんとおばちゃんしか近くの部署にいないっていうことが容易に考えつきます。

 

いや、それはそれでいいのです。その中にもものすごく仕事ができる人がいたりして、目標にできる人もいると思うんですよ。ただ、やはり世代が離れ過ぎていると、自分との比較の対象にしにくい、というのはあります。

 

右肩上がりの、誰もが頑張れば良い生活ができた時代の終焉と、出世競争の意識が低くなってきたことは、昔と比較して相対的に若い人達のやる気がなくなっている1つの原因かと思います。

 

 

3.「上司は自分の未来」しかし…

最後に上司についてです。

 

上司との相性というのはいつの時代も取り上げられてきたと思います。

 

上司が「最近の」若い人のやる気をなくさせてしまう要因についてここでは考えてみます。

 

大抵の大企業であれば、課長レベルの人って、30代中盤から40代にかけてくらいだと思うんです。

 

(ちなみにうちの会社で30半ばで課長はかなり出世が早いです。40代の方が多いです。)

 

結論からいうと、もうこの年代になると、大抵は会社に染まってしまっています。

 

よって、最近の若い人が嫌う儀礼的なことも、強制してきたりします(本人は、「強制」というか、良かれと思って「指導」と捉えてると思いますが…)。飲み会翌日の挨拶回りとか、判子を傾けたりとか。

 

あとは、上司の上司、という存在がいますよね。課長の上には、多くの場合、「部長」というのがおります。

 

目の前のことではなくて、「上」を見て仕事してるひとは、自分の意見を「上」の人の意向でコロコロ変えますよね。

 

さっきまでAと言っていたのに、部長にBと言われた途端、末端にもBを要求するような、いわゆる「手のひら返し」です。

 

これもなんだかかっこ悪いなぁと、思いますよね。そんなんやるんだったら、最初から上司の上司(この場合でいう部長)に聞いてから指示してくれよと。

 

いや、たまにだったらいいですけど、毎回こういう人っていませんか?

 

部下にはいい顔をしたいのか、特に考えもせず指示を出し、自分より上の人に別の指示をされたら、大して説明も抵抗もせず、コロッと考えも変えてしまう。

 

こういうのもですね、若い人からすると、「なんて無駄なんだ…」と思ってしまうわけです。特に自分の作業が終わっていて、その手のひら返しによって、もう一度作業しないといけない時とかは最悪ですね。笑

 

そして、やっぱり今の40代くらいの人はまだまだ専業主婦文化が強い気はしますね。

 

男の方が働けると思っている人も多いですし、それが前提で部署異動も考えられてしまうことがあります。

 

例えば今の20代の人が結婚して、奥さんが働いていたとしましょう。今同じ街に住んでいます。大抵の場合、転勤を伴う異動は嫌ですよね?女性側からしても嫌なはずです。働きたいですからね。

 

そもそもダブルインカムの方が家計の可処分所得は増えますしね。合理的に考えれば。

 

まあでもそんなのは上の人からするとあんまり関係ないわけです。自分達もそうやって会社に従ってきたし、離れ離れになるのが嫌なら奥さんを連れてくればいいじゃないかと、内心、絶対に、ほとんどの人がそう思っています。

 

でもいいですか、我々、そういう教育受けてないですから!!

 

小学生のときから、あんなに、「男女平等って、どいつもこいつも言ってたじゃねぇかよ、嘘だったのかよ!!と

 

で、しかも、就活の時は、

 

「異動は希望に沿うように考慮します。勤務地ももちろん考慮します。」

 

とか、絶対いいますからね、人事採用担当者は。

 

それ、もう一回言ってみろよ。

 

不本意な転勤を伴う異動をさせられてる人なんて、少なくとも僕の会社には腐るほどいます。

 

周りの話を聞いててもそうです。

 

だいたいメーカーと銀行はえぐい飛ばされ方されますから気をつけましょう。これは、どんなに社内政治をうまくやったとしても、避けられません。

 

上の世代とのこの辺りの考え方のギャップは、やはりありますね。

 

「上司は自分の将来の姿」とはよく言ったものでして、そういう人達をみて、そういう風になりたいと思うか、というと、なりませんよね。

 

あとは、なんでか知らないですけど、仕事以外にやることない人多すぎないですか?

 

最近のキーワードとしてダイバーシティとはよく言われますけど、世の中多様化してるので、平日はなるべく仕事は早く切り上げて、好きなことしたいという人も、たくさんいるわけです。

 

こういう人たちへの配慮がないので、若い人達は、独身なら特にやることもないだろ!という謎の固定観念によって、

 

無駄に飲み会に付き合わせ、2次会も付き合わされ、3次会も付き合わされ、散々自慢話を聞かされた挙句、翌日ありがとう周りしないと怒られるとかいう謎のサイクル

 

が出来上がるわけですね~

 

怖いですね~

 

この辺で、もう社会人として仕事したことない人は嫌になってきません?笑

 

バイトとかだとさすがにないですよね、こういうのって笑

 

社会にでると普通にあるんですわ、これが。

社会人の人は、「あー、あるある」って感じですよね笑

 

このようにして、だんだん、「てかそもそも会社行きたくねぇな」となっていってしまうのですよ。

 

 

やる気が減退しない世の中へ

企業からしたら、お金を出さずに社員にやる気を出してもらうには、やっぱり働き方改革ってことになるんじゃないでしょうか。

 

ちなみに「働き方改革」が進んでる会社は何らかのプロジェクト体制を敷いていることが多いようです。

 

残念ながら僕の周りでは、あまりそういう話は聞きませんがね…笑

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