残業60時間を超えると人は幸せになるらしい
ワールドビジネスサテライトで衝撃の事実が放送されていました。
人は、残業時間が60時間より前までは、時間が増えれば増えるほど、幸福度が下がっていくのに、60時間を超えると、反転して一気に幸福度があがるみたいです。
僕は普段、それほど残業は多くありませんが、予算期などは忙しく、残業時間は60を超えてきます。
なぜ、幸福度があがるのでしょうか。
お金がたくさん貰える
これは残業をしたらその分だけお金が貰えることが前提のもとの理由ですが、やはり給料は増えます。
しかも60時間の残業代となると、割増されてるため、かなりの金額になります。
誰だって、給料は多いに越したことはありません。
会社にいるのが当たり前になる
普段は「あー会社行きたくね~」と思うときもありますが、残業60時間を超えるとなると、1日のほとんどを会社で過ごし、帰ったら寝るだけ、という生活になってしまう人もいるかと思います。
しかも疲れているので、余計に身体を休めたい、という感覚が働くわけです。
そうすると、会社にいることがむしろ当たり前になり、「そうか、自分の居場所は、ここ(会社)なんだ!!」と勘違いします。
ワールドビジネスサテライトでも放送されてましたが、いわゆる「ランナーズハイ」のような状況です。
ランナーズハイとは、長時間走っているうちに苦しさがなくなり、気分が高揚し、走ることがひたすらに楽しくなる状態を指します。
こうなると、もう感覚がおかしくなってきています。
仕事が超楽しい!!という人は、別にそれでもいいと思います。
しかし僕のような、普段はそこまで楽しいと思わないような人間の感覚まで、
「あれ?なんかこれ、いいかも」となってしまうのです。
残業する自分に酔ってしまう
長時間働くと、「働いた感」がとてもします。内容がどうであっても、その疲労感から、「自分、超働いてる」と思うこともあります。
それはある種の高揚感をもたらす可能性があると思います。
本来、仕事の楽しさや、やりがいというのは、残業時間に関係なく判定されるべきものです。
残業時間が多いからやりがいを感じる、というロジックは意味不明ですよね。
ですが、人間というものは不思議なもので、
本来なら
仕事が面白い→やりがいがある
なのに
残業時間が多い→やりがいがある
と勘違いしている状態に、60時間を超えるとなってしまうのではないでしょうか。
もちろん、人にもよると思いますが。
みんなで長時間残業すると一体感がでてくる
さらに「残業ズハイ」の一因として考えられるのが、
「赤信号みんなで渡れば怖くない」の精神です。
例えば、経理という職種は、繁忙期は自部署の人がほぼみんな忙しいです。
こうなると、残業時間が長いといっても、みんな残業してるわけです。
そうすると、残業は多いけど、みんな残業してるから仕方ない、という感覚になります。
というか、ある種の一体感がでてきます。
経理の予算策定期は、業務上、他部署の方と連携をとることが多くなります。
夜10時くらいになって、内線で電話して、そこに人がいた時の、一体感ですよね。
あなたもこんな残業してるんですか…!!
共に頑張りましょうね…!!
となる状態あります。(もちろん心の中でそう思うだけです。)
まあ、僕の場合は残業時間が60を超える繁忙期は年間で一カ月間くらしいかないので、
それでも別にいいです。
ただ、これが常態化すると…そりゃあ社会問題となるよなぁと思います。
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