ゆとり世代からみる地方工場
僕はいわゆる「ゆとり世代」です。
小学生の中盤から後半くらいに土曜授業がなくなって、とても喜んだ世代です。そしてそれが当たり前の世代です。
ゆとり世代といえば、ストレスに弱いだとか、仕事よりもプライベートを優先するだとか、散々ディスられてきた世代でもあります。
そして、そんなゆとり世代の僕は、いま、地方の工場にいます。
僕の工場では、とにかくイベントが多いです。ソフトボール大会や、オセロ大会、バトミントン大会、その他もろもろ合わせると、一年中なにかあるといっても過言ではありません。
あと休日も会社の人同士でなにかしてることが多いですね。
村社会的な要素が多くある
地方工場は、基本的に周りに何もなく、閉鎖的な空間と言って良いと思います。
工場の周りに住んでる人の大多数が会社のひとなのではないかと思うことさえあります。
僕の工場で仕事する人たちは、多くがそこで勤務し続けて一生を終えると思います。
僕のようなゆとり世代は「年功序列は崩壊した」とか「大企業でも潰れるときは潰れる」とかいったような思想を持ってることが多いので、彼らの、あまり外に目を向けない態度に違和感を覚えることもあります。
でも、入社して何ヶ月かすると、それにも慣れてくるものです。本社に戻ったときがこわいですね、、。
工場は「人」が働いている場所
工場にいると、工場vs事業部・本社の対立軸をしばしば感じます。
その一つとして、工場は「人」が働いている場所だ、という指摘があります。
この言葉は、本社に行った人の多くが口にします。
工場には、高卒の現場たたき上げの人が多くいて、勤務時間もきっちり管理されます。
(工場で無駄に働くと労務費の増加として原価に影響します。)
対して、本社勤務の人は、大卒の人が多く、勤務時間もかなり増えるようです。
出世競争的なものも、工場よりは、身近に感じられそうな気がします。
そうすると、本社では、雰囲気がピリピリしていて、誰も無駄話をしない、といったこ
とになるそうです。
僕の前任の工場経理だった先輩は、入社4年目で本社の財務部に異動となりましたが、
たまにかかってくる電話の声が小さくて聞き取れません。
周りが静かすぎて、話しづらいようです。
逆に工場では、世間話を隣のベテラン経理おばさんと10分~15分くらいずっとして
いることもあります。盛り上がることもあります笑
そういった意味では、工場は、ゆとり世代に向いてる気もしますが、どうでしょうか。
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