就活生/新入社員必見!工場経理の仕事(固定資産)
工場経理業務の紹介、第三弾は、固定資産です。
固定資産、、簿記やったことがある人は聞いたことがあると思います。
いわゆる機械装置だとか、土地だとか、そんなようなものが固定資産になります。
僕も大学生のときに簿記の講義をとったことがあります。
で、思いました。「固定資産て重要なの?」と。大事なの減価償却費の計算くらいですよね、って感じでした。
工場は固定資産の集合体(しかも量が半端ない)
しかし、実際に工場に来てみると、その考え方は完全に否定されました。工場において、固定資産の管理は大変重要です。
なぜなら、工場には数え切れないほどの機械装置が存在しているからです。
本当に数え切れません。
これを全て固定資産台帳で管理し、簿価や減価償却費を計算すると同時に、繰入(固定資産を固定資産台帳に乗せて管理を開始する)や除却(使わない固定資産を台帳からはずす)といった作業も必要になって来ます。
もちろん、機械装置を実際に使用するのは現場の人たちなのですが、現場でも、量が多すぎて、どこに何があるのか、把握するのは大変困難です。
また、担当者が変更になったときに、細かい固定資産の場所と名前まで引き継いだりするのはまれであるため、異動があるタイミングでわけがわからなくなります。
さらに、同じ場所にあっても、管轄部署が違っていたりもして、まさに工場の固定資産管理は混沌としています。
保険や予算や税金の計算
普通の人からしたら考えにくい気もしますが、何か問題が起きた時に、工場の固定資産に保険をかけておくこともあります。
保険料は、簿価に対して決定するものもあるので、対象となる資産は経理が集約して報告する必要があります。
また、予算のときには、減価償却費がどれくらい発生しそうかという計算が大変重要です。なにせ、工場で発生する費用の大部分が減価償却費なのですから。
この辺の計算をミスると現場に多大なる迷惑をかけることになります。
台帳上にある資産だけなら予算値の策定はさほど難しくありませんが、実際には、次年度に繰入する予定の資産、除却する予定の資産も計算に入れなくては意味がありません。
何を計算に入れて、何を計算からはずすか、その点の判断は、システムではできません。計算はPCがしてくれますが、判断は人が行うしかないのです。
また固定資産税もアホみたいに払ってます。工場のある地域はだいぶこれで財政上潤っているのではないでしょうか、、
地方自治にだいぶ貢献していると思います。笑
企業を誘致するのはとても重要な政策ですよ。額を目にして心の底からそう思いました…
というわけで固定資産でした。今回ここに書いてないこともたくさんあります笑 固定資産の管理はとても重要です。工場経理の業務も固定資産絡みのものがとても多いのです。
固定資産の管理については、メーカーで、それも工場経理特有の業務だと思います。次回、原価計算も同じような特徴をもつ業務になります。
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