メーカー経理マン雑記

学生時代には経理になるなんて全く考えてなかった人のブログ。経理の実態、就活などについて思うこと書きます。

僕は「この経験がきっと将来役に立つから」という言葉が大嫌いだ

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受験や部活、あるいは仕事、あるいは就活など、人生には辛い経験がつきものです。

 

そんな時、

「この経験は将来きっと役に立つから」

と言ってく励ましてくれる人も多いでしょう。

 

誰もが一度は言われたことのある言葉ではないでしょうか。

 

しかし、僕はこの言葉が大嫌いである。

 

 

将来ではなく今をどうにかしたいんだ

僕は小学生の頃からあるスポーツをはじめ、中学、高校、大学と、最後の年には必ず部長を務めてきました。

 

部活では、人間関係や組織内のモチベーションの差異などに悩まされることも多くありました。

 

そんな時に、周りの先生たちはいつも声をかけてくれるのです。

 

「この経験はきっと将来役に立つから」

 

と。

 

非常にありがたい言葉です。

 

苦労してる僕をみかねて声をかけてくれたのでしょう。

 

その思いやりには非常に感謝しています。

 

しかし、社会人になってから思うのは、この何か問題が起きた時に「将来役に立つから耐えろ」方式の課題解決(解決してませんが)方法は、何の役にも立たないということです。

 

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僕が高校時代に部長を務めた時、ある部員の部活内での遅刻や練習態度が悪いといった問題が起きたことがあります。

 

僕自身は、大事な試合を控えていたこともあり、そのことに気を揉みながら練習に取り組むといったことが続きました。

 

そんな時に本当に欲しかったのは、将来役に立つからという励ましではなく、今直面している問題を解決するための方法でした。

 

(もちろん、励ましてくれた先生方にはとても感謝しています。)

 

学生のうちの試合というのは、1試合1試合がかけがえのないものでして、とにかく結果を出したいという想いも強くなります。

 

就活や受験もそうです。

 

ここ一番でかならず結果を出さなければならない時があります。

 

その時には、多少辛い想いをしても、人はがんばります。

 

そして、そのような切羽詰まった時、問題は、自分の将来にあるわけではなく、直近の「今」にあるわけです。

 

「どうしたら偏差値があがるのだろうか」

「どうしたら内定がもらえるのだろうか」

 

このようなことに悩んでいるときに、自分自信に「でもこの辛い経験はきっと将来の役に立つはずだ」と言い聞かせても、何にも解決しないのです。

 

問題というのは「いまここ」にしかないのです。

 

 

将来役に立つはずという思考停止状態

「いま苦労していることは将来必ず役に立つ」

 

というのは希望的観測です。

 

もちろん、後になってから、結果として、あの時○○な経験をしたから今の自分があるんだ、と思える時もあるでしょう。

 

ただ、本当に今している経験を役に立てたいなら、この経験が将来のどのような状況で役に立つのか、という部分までしっかりとイメージできていないといけません。

 

『今この辛い経験は、将来、○○するときに必ず役に立つはずだ。だから、今は辛いけど、これをやりきる必要がある。』

 

と思えるのであれば、それはそれで頑張れば良いと思います。

 

問題は、解決したいのに解決策が思いつかなく、途方に暮れているときです。

 

そんなときに、「将来役に立つから」と言われても、結局何も解決しません。

 

ある有名なコーチが、コーチとしての活動を引退する時にいっていたことがあります。その人は、年齢が60を超えていました。

 

「私はもう選手を『教育』することができない。知識と経験はあるから、まだ、『教』えることはできる。しかし、年齢のおかげで選手と一緒に試合にいくことができない。選手と一緒に悩んで、考えることができない。つまり、私には、もう『育』てることができないんだ。」

 

これは非常に意味がある言葉です。

 

この人の中では、「教える」のと、「育てる」のとでは概念が違っています。

 

「育てる」とは、その人と一緒になって悩んで考えることなんだと。

 

僕は、中学、高校時代のとき、部活で起こる問題に対して解決策がわからなくてずっと悩んでいました。

 

本音をいえば、そんな時に欲しかったのは、励ましてくれる人ではなく、「一緒に悩み、考えてくれる」人でした。

 

社会人になって、役に立つのは、将来きっと…といって「逃げる」ことではなく、ひたすらに現実と向き合い、考えることです。

 

残念ながら、先生も、上司も、あなたの「将来」に責任を持ってはくれませんよ。

 

 

将来役に立つかは自分できめろ

社会人になれば、自分が今行なっていることが将来役に立つか立たないかは常に自分で判断していく必要があります。

 

勉強もそうです。

 

文系の人は、高校数学が将来何の役に立つんだ!?と思いながら勉強をした人も多いはずです。

 

何がサイン、コサイン、タンジェントだよ、しらんわ!!と。

 

そう思うならばそういう科目は赤点取らない程度に流して、自分が必要と思う科目に集中すればよいと思います。

 

先生は言います、「この経験が将来役にたつんだ」と。

 

しかし、そういう人に限って、あなたの将来の責任はとってくれません。

 

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というか、自分の人生の責任は自分でとるしかありません。

 

辛い経験は役に立つことも多いですが、全てが役に立つとは限らないのが事実です。

 

例えば、上司からパワハラを受けていた経験が役に立つのでしょうか?

 

これは間違っているとと思ったら、自分で行動するしかありません。

 

自分の将来は自分で決めましょう。

 

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悩んだら先人たちの知恵を借りる

自分で言うのもなんですが、僕は部活関係では結構苦労してきた人間だと思います。

 

その経験から、大学では、「組織論」という学問を学びました。

 

その中には「もっとはやくから知りたかった…」と思うようなことも多くありました。

 

自分が悩む程度のことは、先人達がすでに解決の糸口を模索し、ある程度結論を出している可能性があります。

 

そういう意味で本を読んだり、経験のある人に話を聞くということはとても大事なことです。

 

このこと自体に、もっとはやく気づくべきだったのかもしれませんね。

 

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社会人1年目は「キャリア」に騙されるな

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「キャリア」

 

この言葉が公的な教育機関から宣言されたのは、1999年のことです。

 

中央教育審議会答申に「キャリア教育」という言葉がでてきます。

 

中央教育審議会とは、「教育の振興及び生涯学習の推進を中核とした豊かな人間性を備えた創造的な人材に関する重要事項を調査審議」するものとされています。

 

(こんな完璧な人材いるのか・・・?と若干思いましたが。)

 

この頃あたりから、これからを担う若者たちは「職業観・就業観の育成が不可欠な『時代』を迎え」た、とされます。

 

この背景には、20世紀後半のグローバル化や情報技術の革新があります。

 

キャリアの形成にとって、重要なのは、自らの力で生き方を選択していくことのできるような、「能力」や「態度」を身につけることだとされます。

 

かくして、「キャリア」関連の産業は大幅に成長しました。

 

就活や、入社してから、あるいは転職の際など、どのようなキャリアを望んでいるのかを常に問われる時代となりました。

 

 

 

社会人基礎力にみる能力至上主義

キャリア観念の根底にあるのが、「能力」至上主義です。

 

経済産業相は、2006年に、「社会人基礎力」という概念を打ち出しました。

 

社会人基礎力とは、「前に踏み出す力(アクション)」、「考え抜く力(シンキング)」、「チームで働く力(チームワーク)」の3つを能力の柱としています。

 

雇用する側の企業も、求める「人材像」を積極的にアピールするようになりました。

 

その中にも、どのような「能力」を持った人がほしいか、というのが記載されるようになります。

 

しかし、「能力」とはもともと明確化しにくいものであり、表現しにくいものです。

 

本来であれば、仕事における「能力」とは、働く場で形成され、実体化されるはずです。

 

それが、昨今、入社前にその証明が求められるようになってしまいました。

 

能力形成や、キャリア形成は、個人の努力と責任によって行うものになってしまったのです。

 

こうして就活生は能力のアピールに勤しむことになるのです。

 

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能力を評価することには限界がある

ただ、実際には能力を個人に属する実体として捉えたり、評価することには限界があります。

 

ある結果に対して、誰が、どれだけ貢献したか、そしてそれは、どのような「能力」に基づくものなのか。

 

経理などの明確な指標を持たない職種ではそれが特に顕著です。

 

このことを、僕たちは履き違えてはいけません。

 

世の中は、公平公正なルールや、公平公正な評価によって出来上がっていると考えるのは、非常に危険です。

 

そういう意味では、スポーツや受験は、かなり公平に近いです。

 

これらの世界で成功を収めていると、社会に出た時に、実社会がもっと曖昧でグレーな部分を含んでいることに気づくのに時間がかかるかもしれません。

 

特に就活では、能力を持った人間、ではなく、「能力をアピールする能力」を持った人間が強いです。

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もちろん、採用担当者は、何十人何百人と人をみているでしょうから、ある程度は、そのアピールに潜む本当の能力を見抜く力をもっていると思いますが。

 

能力は、公平に評価されるものではありません。若い人、特に就活生は、このことを意識しましょう。

 

就活を終えた人は、能力の証明は、結局のところ、働くことと切り離すことのできない、実態のないものだという認識をもつことです。

 

そして、企業内の評価の際にも、この能力というのが、今はものすごく重視され、それを評価されるようにアピールすることが大事みたいです。

 

 

入社後もなお続く能力至上主義

僕はこのことに、入社してから気づきました。

 

僕の会社でも、人事評価には「目標課題管理シート」なるものが用いられます。

 

これは、各自の職務上の課題と、それに対する達成度を記入するものです。

 

上席者は、これを用いて人事評価しますが、ここにも、アピールが上手な人と、そうでない人の差があらわれます。

 

例えば、人事畑出身の方は、評価シートには「誰々に〇〇していただき~」という書き方ではなく、「誰々に〇〇させた」、あるいは、「〇〇を動かし~」という書き方をせよ、という方がいます。

 

これ、なんか、就活ぽくないすか?

 

曰く、周りを巻き込んだことをアピールするためにそういう書き方をするべきとのことです。

 

就活ならまだしも、仕事していく上で、そんなんで評価が変わってしまうのだとしたら、これほど残念なことはありませんよね。

 

本当に公正な評価は、会社にはないのかもしれません。

 

 

「キャリア」という言葉に惑わされないためには

キャリアや能力評価に惑わされないためには、何が必要なのでしょうか?

 

就活をしているときに、「『何になりたいか』、ではなく、『何をしたいか』を考えろ」と言われたことを覚えています。

 

例えば、医者になりたい、ではなく、病気の人を助けたい、と考えるのです。

 

病気の人を助けるために医者になるという決断をした人がいるとします。

 

ここで大事なのは、「医者」は目的を達成するための手段でしかないということです。

 

『何になりたいか』という方向性で生きていると、医者になったときに、その人の目標は達成されて、終わってしまいます。

 

『何をしたいか』で生きていれば、病気の人を助けるために、医者ではなく、新薬の開発をする人もいるかもしれません。

 

目的を達成するための手段は、一つだけではないはずです。

 

能力もこれと同じだと思います。

何をしたいかが明確でないと、資格を身につけてもあまり意味がありません。

 

キャリアとは結局、何をしたいかを考え続け、そのために必要なものを手に入れていく過程ではないでしょうか。

 

社会人は難しいです。

 

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【工場経理の仕事の深奥】予算策定業務

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 メーカーの予算策定業務の流れ

メーカーでは実に多くの部署が原価にかかわっています。

 

設備投資なら工務部。

労務費なら人事勤労部。

材料購買単価なら物流部。

 

・・・

 

このように、予算を作成するためには様々な前提となる数値が必要です。

 

また、予算の策定には事業部ごとに達成すべき目標値が設定されており、どのような指標が用いられるかは異なっていたりもします。

 

例えば、

 

固定費は、前年度実績対比○%削減。

変動費は、前年度実績対比△%削減。

 

などというようになっています。

 

上記は実績対比ですが、実際には前年度予算対比で話が進んでいたり、中期経営計画値対比で話が進んでいたりします。

 

僕の会社(3月決算期)の大きな流れで言えば、

 

~12月末 前提数値・目標値の算出

~1月末 製造原価策定(工場経理繁忙期)

~3月 各事業部単位の予算業務(本社管理部門繁忙期)

 

となります。

 

やはりメーカーは、原価が中心となります。

 

原価が決まらなければ、販売計画が立てられないですよね。

 

(厳密には販売量と生産量、および原価は切り離せないものなので同時並行となる場合もあるのですが…)

 

では、工場経理はどのようにこの予算に関わっていくのでしょうか。

 

 

工場経理の予算実務

設備投資とは切っても切り離せない、減価償却費。経理が計算して申告する固定資産税、事業税などの各種税金。現場ごとに異なる保険料etc...

 

工場経理の予算策定業務は実に多岐にわたっています。

 

減価償却であれば、耐用年数、償却率に関する知識がなければ対応できません。

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税金の計算であれば、実際の税計算がどうなっているのかがわかっていないと対応できません。

 

このITの時代、確かに計算はシステムがしてくれます。

 

しかし、特に会社の規模が大きくなると、なぜこの数値なのか?というのが頻繁に問われるようになります。

 

経理は予算の数値を算出しつつ、現場のなぜ?に答え続ける必要があります。

 

労務費単価があがっているのなぜなの?

固定資産税が上がっているのはなぜなの?

 

など。

 

(だいたい問い合わせは数値が上がった時にくるものです。)

 

これらは、普段の業務からなぜこうなるのか?を考えていないと対応できません。

 

こうして、経理の残業時間は増えていきます笑

 

 

予算はスケジュールとの戦い

予算はスケジュールとの戦いです。

 

○日までに○○に対して○○という数値を算出して連絡。

◇日までに、現場の数値をチェックして、報告資料を作成。

 

などです。

 

資料の見せ方も、上席者が誰になるかによって、グラフが多い方が良いのか、生データが良いのか、好みが分かれたりもします。

 

また、何対比で見せるかも状況によって異なってきます。

 

対比で見せて、差異が大きいと、理由が必要になります。

 

それも経理に問い合わせがきたり…。

 

ただでさえスケジュールが厳しいのに、問い合わせも多くなるのが予算実務です。

 

営業と違い、座っていることが多い経理ですが、この時ばかりはさすがに疲れます。

 

疲れ方も、肉体的なというよりは、精神的なものが大きいですかね。

 

特に、償却費の計算などは、減価に与える影響が大きいだけに、精神的にも結構消耗します。

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このように、経理の予算業務は、

 

各部署に数値算出/入力依頼

算出された数値をチェック

修正があれば連絡

それに対して現場から問い合わせ

対応して数値確定…

 

というステっプを常に踏んでいきます、

 

これを決められたスケジュール内で着実にこなしていくのが経理の予算実務といえます。

 

 

問われる対応力

営業の人からすると、経理は、楽な仕事に見られがちです。

 

コミュニケーション能力も大して必要とされないのでは?と思う人も多いはずです。

 

しかし、これは誤った認識です。

 

経理も、人と関わる仕事です。

 

話ができない経理とは、仕事ができません。

 

しかも、経理は適当に口裏合わせることができません。

 

数値を扱う経理の言ったことは、製造部や他部署からすると、重いのです。

 

この数値何か変だぞ?と思っても、「経理は○○と言ってる」と伝われば、いままで文句を言っていた人も、それで納得することが多いです。

 

これが後々になって、間違っていることがわかったら、ひとたまりもないですよね。

 

このように、経理には、コミュニケーション能力だけでなく、しっかりと論理的に物事を説明する力も要求されているのです。

 

就活してた時は全くイメージ湧いてませんでしたが、経理ってこんな感じです。

 

 

問われるExcel

経理の仕事はExcel抜きには語れません。

 

予算策定時にも、様々なExcelを使うはずです。

 

だいたい、先人達が残した秘伝のExcelがあるわけですが、この加工は、Excelの知識がないとだいぶ危ういです。

 

僕は大学生の頃、論文を書くために、wordを使うことはありましたが、Excelはほとんど使いませんでした。

 

社会人になって、経理になり、こんなにも他の人と比較してExcelに関する知識がないなんて、と思い、かなり焦りました。

 

経理であれば、Excelの基本的な機能、関数(特にVlookup関数)、ピボットテーブルなどは、普通に使いこなせて当然です。

 

僕の会社では、経理研修はありましたが、Excel研修はなかったので、自分で勉強するしかありませんでした。

 

営業の友人に話を聞くと、Excelなんて全く使わないということを言っていたりもしますが、もし経理に興味があるなら、Excelに関する知識はつけておいた方が身のためです。

 

Excelには、業務を効率化するための技がたくさんあります。

 

予算期には、これを利用しない手はないのです。

 

僕の部署に、15年システム部門で働き、その後15年経理を経験した方が昨年異動になってきました。

 

その方は、僕が去年していた予算業務の一つを半分くらいの時間で片付けました。

 

(多少は落ち込みました…笑)

 

ホントExcel大事です。

 

僕も今後も継続して勉強しなければなりません。

 

 

予算業務は大変だけど達成感はある

予算の様相は、年度ごとに違っています。

 

スケジュールを全て時間通りにこなし、完了させれば、達成感はもちろんあります。

 

これをつまらないと考えるか、達成感と捉えるか、人にもよるのかもしれませんが。

 

少なくとも僕は後者よりです。

 

とはいいつつ、終わってみると、やっぱ予算なるべくはやく終わらせたいなぁと心の中では思いますが!

 

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【キラキラ社会人?】OBOG訪問で出会う社会人はみんなキラキラしてたけどあいつらは一体どこにいったのか

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OBOG訪問に行くと、必ずといっていいほど、かっこいい社会人がでてくる。

 

「かっこいい」とは、見た目が、という意味ではなく、男女問わず、中身が「かっこいい」(ようにみえる)社会人です。

 

就活していたときは、憧れの大企業に入って、自分のやりたい仕事につき、プライベートも仕事も超充実してる…ようにみえる人がたくさんいました。

 

そんな僕も、大企業に入社しました。

 

そして、しばらく経って気づきました。

 

 

 

 

「あれ?みんな会社のこと好きじゃなくね?」

 

 

 

 

「これ多くの人が会社いきたくねぇって本当は心の中で思ってるよね?」

 

 

 

 

と。

 

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そういえば就活ででてくる社会人達はこれとは真逆に見えたけど、あいつらはどこいったんだ!!?

 

もしかしてキラキラ社会人in the sky!?

 

 

大抵の社会人は、会社に行きたくないと思ってる

そう、大抵の人は、心の奥底では会社に行きたくないのです。

 

ある人はできれば家でゴロゴロしてたい。

ある人は仕事なんてどうでもよくて遊んでいたい。

 

やりがいもくそもない!!

 

これが真実です。

 

仕事!!超やりがいある!

やばい!!仕事したすぎてたまらない!

超充実!!

 

みたいな人に、会社内では、僕はまだ出会ったことがありません。(でも世の中にはこういう人達が絶対にいるはずです。それ自体は大変素晴らしいことです!)

 

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問題は、企業の社員の多くが、就活生を前にするとある程度「取り繕う」可能性があり、それを就活生が見抜くことが難しいという点です。

 

まず、前提として、就活生がOBOG訪問で社会人と話すことができる時間は、それほど長くありませんよね。

 

で、自分がしたい質問をして回答を得て満足しますよね。

 

これでは社会人の心の奥底までをさらけ出すことできません。

 

では、そもそもなぜ、社会人は就活生相手に取り繕ってしまうのでしょうか?

 

 

自分の話を聞いて会社を嫌いになって欲しくはない

社会人からしたら、たとえそこまで自分の会社のことが好きでなくても、「嫌い」というレベルまではいかないことがあります。

 

また、話を聞きにくる時点で、その就活生は

自社に興味があることは確かです。意に反して会社の印象を下げてしまうと、その就活生がSNS等で情報を拡散してしまう可能性があります。

 

これで大事になってしまったら社会人側からしてもひとたまりもありませんよね。

 

もしかしたら人事部が動くかもしれません。

 

結果、とりあえず就活生が聞きたいことに当たり障りなくこたえておいて、気持ちよく帰ってもらおうかな、という思考になる人もいると思います。

 

 

見ず知らずの人に会社の愚痴をいうのはさすがにカッコ悪い

いくらかっこよくみえる社会人であっても、愚痴の一つや二つはあるものです。

 

それをどこまでリアルにさらけ出すかは、その社会人の個人的な自由ですが、一般的に考えて、見ず知らずの赤の他人に対して、いきなり愚痴というか、会社の悪口から喋り始めたのでは、印象が悪いですよね。

 

会社の愚痴を言うと、「自分」という個人の評価が下がってしまう気がするのです。そうして社会人は、就活生に対して結局当たり障りのないことを話がちになります

 

 

「自社には良い面もある」とみんな思っている

全ての物事はにはメリット・デメリットというのがあって、何か物事を比較する際には、良い面だけでなく悪い面も考慮する必要があります。

 

よって、会社に所属していることには、良い面も間違いなく存在しているのです。

 

その良い部分を厚めに話し、悪い面を薄めに話しておけば、当たり障りなく対応ができそうですよね。

 

就活生も、悪い面よりは良い面に目を向ける傾向があります。

 

誰しも自分が興味を持った会社が実はブラック企業だったら、ガッカリですよね。

 

時間を無駄にしたなと思うはずです。

 

こうして就活では、会社の良い面が話されがちです。

 

 

OBOG訪問は社会人側の認知的不協和の解消に寄与するのでは?

「認知的不協和」とは、本当は高級車が欲しいと思っている(認知)が、実際には手が届かない(事実)ときに、「税金が高すぎて勿体無い」とか、「中古車でもかっこいい車はたくさんある」などと、考えて、自分を正当化しようとする状態のことです。

 

認知と事実に相違がある状態です。

 

社会人も、「この会社で良かったのか…?」「本当にこれで幸せなのか…?」という疑問を、誰しも抱えているものです。

 

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これが、就活生が目を輝かせて話を聞いてくれると、「自分の選択は間違っていない」という感情を強めるきっかけになるのではないかと。

 

そして、自分の選択は間違っていないことを強化するためにも、会社の良い面を「知らず知らずのうちに」多く語ってしまうのです。

 

無意識のうちに良い面しか話されていないことがあるので、注意する必要がありそうです。

 

 

 OBOG訪問で本音を引き出す質問

就活では良い面だけでなく、悪い面も質問した方が良いです。

 

「会社の嫌いなところは何ですか?」

「辞めたいと思ったことはありますか?それはどんな時ですか?」

 

など、聞き方は色々とあるはずです。

 

だいたい大企業の人だと、

「判断スピードが遅いため、意思決定に時間がかかる」など、非常に当たり障りのない回答をします。

 

これは社会人からすると非常に便利な回答で、これをいえば就活生はそれ以上聞いてこないのです。

 

僕も就活していて、だいたい上記のように答える人が多かったです。

 

そういう人には

「もう一度就活するとしても、同じ会社にはいりますか?」と聞いてみましょう。

 

ここまで聞くと、正直な人は本当のことを話してくれるかもしれません。

 

そして、こういう時には必ずその社会人の反応や、回答に迷っているかどうかなど、観察してみてください。

 

もしかしたら、わかることがあるかもしれません。

 

僕も、聞いたことがあります。OB訪問でこの質問をして、かなり回答に迷っていた方がいましたが、その方は僕と面談した数ヶ月後に会社を辞めました。

 

まあ、合う合わないがあるので、若い人が辞めたからといって即座に悪い会社という風な判定には繋がらないでしょうが、会社を見極めるという意味では、有効な質問なのかもしれません。

 

これ、社会人の僕からするとだいぶ嫌な質問だなぁと改めて思います笑

 

が、これ聞いて落とされたとかはないので、しつこくなければ大丈夫でしょう!

 

 

結局キラキラ社会人はどこにいるのか

多分どこかにいる。

だけど、残念ながら、多分そんなに数は多くないと思っています。

 

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後期試験までの期間はマジで辛いけど本当に頑張って受けてほしい

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大学受験の後期試験。

センター試験が終わり、私大ラッシュも終わり、国公立前期試験を受け、それでもまだ、受験を続ける人が世の中にはいます。

 

受験生に最後に残されたチャンス、それが後期試験です。

 

 

間違いなくこの時期が一番辛い

私大の試験が終わり、国公立大学前期試験が終わった2月下旬から後期試験までの3月中旬までの間、これが僕の受験生活の中で最も辛かった期間です。

 

当時、僕はセンター試験に失敗し、前期試験は第1志望校ではなく、ランクを下げて第2志望の大学を受験しました。

 

しかし、結果は振るわず、前期での合格は厳しいことを覚悟しました。

 

滑り止めのために受けていた私大もことごとく不合格に終わり、後期試験に臨みをかけることとなりました。

 

この時期、友人たちはどんどん受験生活を終えていきました。

 

通っていた地元の図書館からも、人が一気に消えました。

 

彼らとは別に知り合いでもなかったし、話したこともほとんどなかったのですが、これはメンタルにくるものがありました。

 

彼らも、受験を終えたのか、と。

 

これまで別に強く意識することなんてなかったのに。いなくなると、それはそれで寂しいじゃないか。

 

そう思うこともあるかもしれません。

 

後期試験を受ける受験生は圧倒的マイノリティなのです。この事実を、まずは受け入れなければなりません。

 

 

後期試験受験は孤独との戦い

僕は全ての大学に落ちていたからこそ、後期試験に必死で取り組めたんだと思います。

 

実際には、ほとんどの人間が、後期試験を受験しません。

 

受験において、第1志望校に合格できる人は多くありません。現実は、国公立の前期試験までに滑り止めで合格した私大があれば、大抵の人がそこにいきます。

 

中には、結果に満足したというよりは、受験を早く終えたかったという人も結構いました。

 

僕の場合、後期試験は得意の数学一本勝負であったため全力で取り組みました。

 

この時期、ツイッターは見ない方がいいと思います。自分が一人頑張っている中、友人達が楽しそうにしてるのを見るのは、やっぱりきついです。

 

孤独と向き合うしかありません。

 

実際後期試験を受けるとなると、受験を終えるまで、なかなか友人にも連絡をとりづらいものです。友人側からしても、気をそらせてはいけないと、連絡をいれずにいる場合が多いです。

 

この時期は、やると決めたらやると言い聞かせてやるしかないのだと思います。何せ、ここで気を抜いたら一生後悔することになるのかもしれないのですから。

 

 

 

東日本大震災

そして迎えた受験日前日、忘れもしない、東日本大震災が起きました。

僕は関東にいましたが、関東でさえ、震度5強でした。

 

大学側も、さすがにその次の日に試験はできなく、延期となりました。

 

1週間ほど延期となったと記憶しています。

 

 

 

 

猛勉しました。

 

 

 

 

 

ここで、やらなければいつやるんだと。

 

 

 

 

もう気持ちは完全に切れかけていましたが。

 

 

 

自分に言い聞かせました。

 

 

 

心を無にして勉強しました。

 

 

 

しかし、その数日後、

 

試験「延期」ではなく「中止」の連絡が大学HPからありました。

 

 

結果はセンター試験の点数で決めると。

 

 

 

 

それを見た瞬間、号泣しました。

 

家のリビングの絨毯の上で。

 

本気で悔しくて泣きました。

 

 

失敗したセンターの点数では受かるはずがない…

 

まさか、努力の成果を出すための舞台さえ与えられないなんて。

 

 

ある程度浪人は覚悟してました。

 

もはや結果なんてどうでもよくて、ただ受けさせて欲しかった。

 

あの時の悔しさは、今でもリアルに覚えています。

 

 

 

悔いのない受験生活を

僕はそれから1年浪人して、現役時代の第1志望校に合格しました。

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浪人時代の1年もキツかったですが、それを含めても、受験生活において、あの、前期が終わってから後期試験までの間ほど、きつい期間はありませんでした。

 

この間、多くの人が、自分の弱さに負けて、脱落していきます。

 

努力は報われるとは限りません。

 

ですが、結果を出す人は必ず努力しているものです。

 

ここが正念場なのです。

 

後期試験を受ける人へ、悔いのない受験生活にしてください。

 

この間に、あなたと同じ想いで、必死で勉強してる人が、世の中には、絶対にいます。

 

是非がんばって。健闘を祈っています!

 

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【秘伝:就活塾の先輩直伝】差をつけるエントリーシートの書き方

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就活をするなら、エントリーシートを避けては通れません。

 

僕は、就活塾などには通いませんでしたが、大学の先輩に、通っていた人がいたため、その人によくエントリーシートを見てもらっていました。

 

就活塾とは、就職活動支援塾のことで、就活を控えた学生に対し、有償で、エントリーシートの添削や面接対策を行ったりする機関のことです。

 

お金で内定が買えるとは僕は思いません。

 

しかし、そのノウハウは侮れないものがありました。

 

ここのそれを示します。

 

 

企業はあなたの何が知りたいのか

 

企業が知りたいのは、あなた自身のことです。

当たり前のことですが、あなたが単に知識をひけらかしたり、論理性のないメッセージを伝えてくると、あなたの評価は下がってしまいます。

 

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企業が知りたいのは、以下の5点です。

 

1.あなたの強み

2.強みの証明

3.あなたの弱み

4.弱みに対する取り組み

5.価値観

 

エントリーシートでは、どんな質問も、最終的にはこの5つに集約されてきます。

 

特に、1,2は他者と差別化を図るために非常に重要です。

 

さらにいうと、エントリーシートというのは文章ですから、論理的かどうか、というのも大きなポイントになります。

 

 

 

論理的な文章を書こう

 

論理的かどうか、とは、「AならばB」という流れに説得力があるか、ということです。

 

例えば、仮に「他者への指導力」を自身の強みとして主張する人がいたとしましょう。

 

それを証明するための実際の経験が、「学園祭の出し物を成功させるために、対立していた先輩と後輩の間にたって、両者の関係をとりもった。」といったものだったとすると、これは論理性に欠けるエントリーシートとなってしまいます。

 

指導したことが何も書いてないですので。

 

これはいいですよね。

 

次に、別の経験を考えてみます。

 

指導力」が強みなので

「サークルの後輩に対して一生懸命指導した結果、イベントがうまくいった。」

 

だとすると、

 

まず企業が考えるのは、

一生懸命というのは具体的にどう工夫したのか、

何をもって「うまくいった」状態と定義しているか

です。

 

これは論理というよりは、文章としてのツッコミどころです。

(これを意図的に使えれば、後述の文章をぼかすテクニックに繋がっていきます。)

 

さらに、イベントがうまくいった要因は単にあなたの「指導力」だけだったのか?

という問題があります。

 

「AならばB」というのが論理ですが、そこに、

 

・他のCという要因、Dという要因はないのか?

・特殊な状況下での限定的な内容でないか?

 

ということです。

 

イベントがうまくいったのはあなたの指導力だけの問題なの?

 

うまくいったのって偶々じゃないの?

 

という視点でみてみることです。

 

ここに重要なポイントが隠されています。

 

 

 

強みの再現性

 

それは、強みの再現性です。

 

通るエントリーシートというのは、どんな状況でもあなたの強みが発揮されるということを証明するエントリーシートです。

 

偶々、友人が協力してくれたから、

 

とか、

 

偶々、後輩にリーダーシップを取れる子がいたから、

 

といった理由では、再現性があるとは言えません。

 

例えば、「指導」であれば、

自らサークルのメンバー1人1人毎週15分ずつ話す時間を作ることを提案し、各人にとってベストなアドバイスを考え、時には外部指導者にも協力を仰いだ。

 

などといった工夫であれば、仕事でも「再現」されそうですよね。

 

なお、数字を入れて具体的に説明するのもひとつのポイントです。

 

就活においては、サークルという特殊な状況下でしか発現しない「指導力」のアピールは説得力に欠けるものとなります。

 

例えば、

「後輩の指導に頭を悩ませていた時に、先輩の一言で意識が変わり、指導の重要性に気づいた」

 

といった内容だと、他力本願感がしてしまいますよね。

その先輩いなかったらだめだったんじゃね?と。

 

強みを表現するなら必ず「再現性」を意識しましょう。

 

 

 

志望動機と自己PRの関係性

 

志望動機と自己PRはわけて考えてしまいがちです。

 

例えば、自己PRで「私の強みは気配りができることです」といっておきながら、

志望動機では「御社で新しい市場に飛び込んでいき、積極的な提案営業をしたいです。」

 

といってしまうと、

この両者の関係性はほぼ0ですよね。

 

やろうと思えば、もう少し関連性のある書き方はできるとは思いますが。

 

このように、多くの人が、自身の強みと、志望動機をわけて考えてしまいます。

 

しかし、エントリーシートで大事なのはストーリー性です。

 

自分には○○という強みがある。

△△な御社なら私の強みをいかすことができる。

だから第一志望です。

 

というのが綺麗なストーリーです。

 

同じ内容でもこれを意識して書くかどうかで、受け取る側の印象は全く異なってきます。

 

以下に雛形を示します。

 

=======================

私は人生でーをしたい。(仕事をする上で/人生でーをしたい、成し遂げたい)【①】
そのためには以下の〇点が大切であると考えている。


1.~   ・・・(a)
2.~   ・・・(b)
・・・


貴社は上記の点で他社にはない魅力があり、これらの要素を最も満たしていると考えられるため、私は貴社を第一志望としている。【②】


また、私の強みは以下の〇点であり、1が(a)に、2は(b)に生かされる。【③】


1.~
2.~

 

(もちろん、2点以上書いても良いが、前半部分と一対一で対応するようにする。)

=======================

 

【①】就活の軸の説明。

【②】志望理由。実際にはもう少し説明を加えて肉付けする形になるはず。

【③】強みと志望理由の関係性。(文字制限がなければ、強みの証明となる経験をさらに付け加えるべきなのはもうおわかりですね?)

 

このような書き方をすれば、

志望動機と自己PRが繋がってきます。

 

設問が志望動機と自己PRで別れていても、

最終的には内容が繋がるような書き方しましょう。

 

ここでのポイントは、強みと志望理由を必ず一対一の関係で対応させることです。

 

例えば、

強みが「なんでも新しいことに積極的に挑戦することができる」

であれば、「チャレンジ精神旺盛な企業風土」などと対応するはずです。

 

これで他の就活生と差別化を図ることができます。

 

 

 

行動特性(コンピテンシー)を意識する

 

最近では多くの企業でコンピテンシー面接」が取り入れられています。

 

コンピテンシーとは、「ある仕事や役割において成果をあげる人に共通する行動特性」を意味します。

bizhint.jp

 

面接では、あなたの経験から行動特性を割り出し、評価します。

 

どのような行動特性を評価の対象としているかは、企業ごとに異なるはずですが、大枠はだいたい一緒であると考えられます。

 

以下の内容は、経済産業相が掲げる「社会人基礎力」です。

 

1.前に踏み出す力

・主体性

・働きかけ力

・実行力

 

2.考え抜く力

・課題発見力

・計画力

・創造力

 

3.チームで働く力

・発信力

・傾聴力

・柔軟性

・状況把握力

・規律性

・ストレスコントロール

 

企業が何をコンピテンシーとしているかは、僕達には正確にはわかりませんし、必ずしも上記内容のすべてを評価項目にしてるわけではないと思います。

 

しかし、これを満たすような形でエントリーシートの強みや経験も書いていくと、採用する側からしても、評価しやすいはずです。それに、企業間でも、面接で使うコンピテンシーはだいたい似通ったものになるはずです。

 

同じことを書くにしても、単に何かを実行した、と書くか、

計画を立ててから実行した、では、評価が変わってくるかもしれない、ということです。(計画力という観点から評価される可能性があります。)

 

自分の経験はどういう力をアピールすることに繋がるのか、今一度考えてみましょう。

 

 

 

面接を意識して表現をぼかすテクニック

 

これは若干高等技です。

 

エントリーシートは通るという前提のもと、

面接で突っこんで聞いてほしい内容をわざと詳しく書かないという手法です。

 

例えば、エントリーシートの設問の一つに

「あなたの学生時代にがんばったことについて、400字以内で述べてください。」

というのがあったとします。

 

エントリーシートが通り、満を辞して面接に臨んだら、

 

面接官に、「では、エントリーシートに書いてあること以外で、あなたが学生時代にがんばったことはなんですか?」と聞かれてしまった…ということがあります。

 

これ、僕、実際に経験しました。

 

エントリーシートの内容によっては、そのことについて、まったく聞かれずに終わることがあります。(いい意味で、です。でも、折角書いたんだから、聞いてほしいですよね笑)

 

面接官の興味を引くために、自らが聞いてほしいところを若干ぼかしてみるというのも一つの手です。

 

だいたい、エントリーシートは字数制限がありますから、企業側も就活生が全ての情報を制限枠内におさめられるとは思っていません。

 

それを逆手にとって、面接を意識したエントリーシートが書けるようになれば、他の就活生と比べて一歩リードできるはずです。

 

 

 

最後に:ESは出す前に誰かに見てもらおう

 

ESは絶対に第三者に見てもらった方が良いです。

 

できれば、就活を終えた年の近い先輩、いなければ友達、それも間に合わなければ家族でもいいです。

 

自分が時間をかけて、一生懸命書いたエントリーシートほど、伝わりにくくなってしまうことがあります。

 

このことに、自分で気づくのはなかなか難しいのです。

 

僕もそういう経験があります。

 

志望度が高いとエントリーシートを何回も添削してもらうのですが、添削前より添削後の方がわかりにくい、という風になることがあります。

 

書き直したら必ず前回よりもいいものが出来上がるとは限りません。

 

三者の意見を聞いてみてください。

 

よく言われることですが、最終的には、

これがエントリーシート作成の奥義です。

 

ではみなさん、がんばってください!

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親知らず抜歯体験記

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左下親知らずを抜きました。

 

親知らずを抜歯したのは初でした。

今回は、順を追って、親知らずと僕の戦いを記載します。

 

 

抜歯前

状況としては、親知らずが完全に横向きにはえているタイプでした。

歯の頭が少し歯茎から見えてる感じですね。

 

ここ2~3年歯医者に行かなかったとはいえ、いままでは全く問題ありませんでした。

 

それが、1ヶ月前くらいにちょっと親知らずが痛いなぁとなり、歯医者にいったら、親知らずの隣の歯も虫歯気味、ということで、急遽ぬくことに。

 

直前は、不安でいっぱいでした。

 

痛いと聞くし。

僕の従兄弟は抜いた先生があまり上手ではなく、血が止まらず、翌日もう一度同じ病院にいったそうです。

 

別の先生が出てきて縫い直しをしたそうです。

 

ああ怖い…

 

午前11時になり、予約の時間がきました。

その後20分ほど待ったあと、施術室に移動しました。

 

直前に、先生に聞きました。

 

僕「あの、ぼくの従兄弟が親知らず抜いたときに、血が止まらなくて縫い直したって聞いたんですけど、そういうことはないんですよね…?」

 

先生「あー稀にありますね笑 まあ、稀なことなんで笑」

 

僕「…」

 

*後日、歯医者の卵の友人に聞いたのですが、横向きの親知らずは難抜歯であり、町医者は大学病院を紹介するケースが多いそうです。逆に、紹介しない先生は腕に覚えあり、とのこと。大学病院だと平均45分くらいで全て終えるそうですよ~。僕は大学病院ではありませんでしたが、なんとかなりました。

 

 

抜歯施術

神経が近く、歯の根っこの先が少し曲がっていて、難しい施術になりそうだと言われていました。

 

時間は、場合によっては1時間以上かかるかも、とも言われていました。

 

しかし、僕の場合、運良く、30分くらいで終わりました。

 

途中ゴリゴリいいました。

 

麻酔かけてるので、痛みは全く感じませんでした。なんなら、麻酔の注射をうけるときにチクッとするので、それが1番痛かったです。

 

施術後、

「血がでますが、あまりしっかり水でゆすぎすぎると治りが遅くなるので、軽くにしてください。」と歯医者さんに言われました。

 

最後にその歯医者で薬を貰いました。

「薬は毎食後に飲んでください。いま12時なので昼食を食べた後にお願いします。」と言われました。

 

「いや、いまそんな普通にもの食えんやろ」と思いました。受付のおねえさんも「(あ、しまった…)」という顔をしていましたが、彼女に罪はないので、その場を去りました。

 

 

施術後

思っていたより痛くなく、安心しました。

左頬が腫れてきたなぁとは思いました。

 

しばらくはまともなものは食べられないだろうと思い、ウィダーインゼリーとプリンをコンビニで買いました。あと、かなり頬が腫れると従兄弟から聞いていたので、薬局でマスクを買いました。顔隠して外出れるように。

 

帰ったあと、とりあえず貰った薬を飲みました。

 

貰った薬は痛み止めと、化膿止め、とききました。ロキソニンセフゾン、という薬です。

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痛み止めのロキソニンは何度か貰ったこともあったので知っていましたが、

「化膿どめ!?」と聞いて、また若干不安に。

 

化膿するの!?みたいな。

 

とはいえ、そのときは思ったより痛くなかったので、なんだ、なんとかなるなぁ!と気楽に考えていました。

 

 

抜歯7時間後

痛みのピークがきました。

 

痛み止めと麻酔が切れてきたのもあると思いますが、

 

「あれ…痛い…なんだこれ…痛い…痛い!!」

 

となりました。

 

口を動かしたりしてなくても痛かったです。

 

顔も明らかに左側が腫れていました。

 

とりあえず痛み止めを…と思いましたが、よく見たら「毎食後」と書いてあったので一応ウィダー飲みました。

 

ウィダー飲むのさえかなりきつかったです。

 

吸うという動作が歯に響きました。

 

痛み止めと化膿どめを飲み、少し寝ました。

 

この日は何か食べ物をたべる気がしませんでした。たべるということは痛みを伴うので…

 

抜歯していない側の歯で食べればいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、抜歯後しばらくは、口を動かすごとに、痛みます。

 

翌日は、おにぎりとかサンドイッチなどは食べられたので、ちょっとずつたべました。

食欲はなかったです… 食べても血の味がするので。水でしっかりゆすいではいけないと言われていることを僕は忠実に守りました。

(本当は、ゆすぐと痛いので結果的にゆすぎは軽くなったというだけともいえます)

 

3日後には麺類やチャーハンの類はたべられるようになりました。

 

1週間もするとだいぶ痛みはなくなり、もう大丈夫だなと思うくらいにはなりました。

 

このタイミングで傷を閉じる際に使用した糸抜きもしてもらったので、その後から改善していったように感じます。

 

 

親知らずを抜く方へ

1.大丈夫。確かに痛いがなんとかなる。

 

2.抜歯後2日は休める日程がよい。

 

3.TSUTAYAで漫画やDVDを借りておくと気が紛れるのでオススメ。

 

4.どうせ食欲なくなるので、食べ物の心配はそこまでしなくてよい。ただし、ウィダーは買い。

 

5.2日休めば痛さは残るが喋れないことはないので、仕事への支障はそこまでないはず。

 

ご武運を。

 

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